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北朝鮮の咸北道清津の軍部隊で、一般の兵士たちが金正日の息子を「親愛する金将軍、金大将」と呼んでいると、開かれた北朝鮮放送(代表ハ・テギョン)が機関誌「開かれた北朝鮮通信6号」を通じて23日に伝えた。

通信は一方で、こうした呼称の対象が金正雲(キム・ジョンウン)なのかどうかは明らかでないと伝えている。金正日の息子の一人を、金将軍や金大将と呼んでいるということである。

同通信は清津の内部消息筋が、3月に金正日の息子が『親愛する金将軍、金大将』と呼ばれていると述べていると紹介している。一方、11日にも新義州の消息筋が、新義州の外貨稼ぎ事業所の党員の講演会で、初級党書記が金正日の息子を「親愛する金大将、親愛する金将軍と呼ぶことを公式に通知した」と伝えている。

更に、「新義州と同様に、金正日の何番目の息子を『親愛する金将軍、金大将』と呼んでいるのかは分からない」と機関誌は述べている。

機関誌は「いずれにせよ、金正日の息子に『親愛する』と『将軍』という呼称を付けたのは、金正日の息子に首領の地位が譲られるということを公式に知らせたことを意味する」と分析している。

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また、後継者の名前を明らかにしていない理由については、3つの観点から説明することができると述べ、 ▲世襲の方針は決まったが、金正日が息子の誰にするのか決めていない ▲後継者が長男の場合…金正日の複雑な女性関係まで住民に分かってしまう可能性がある ▲後継者の革命活動の業績が十分でないという理由があると分析した。

一方、内部消息筋のかなり多くの人が、軍部隊の講演で金正雲という名前が出たと証言しており、通信が指称する金将軍が金正雲である可能性も高そうだ。

機関誌はそれ以外にも、「北朝鮮政府が国内の機密保安の理由から、長距離電話通信用の光ケーブルを全て切ったが、新義州を最後に北朝鮮の全地域で連結が完了した」と伝えた。こうした措置がとられたのは、「北朝鮮政府が電話通信の盗聴システムを完璧に構築したから」だという。

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開かれた北朝鮮放送のこうした主張について、北朝鮮の内部消息に詳しいある脱北者は、「光電話と呼ばれる長距離電話が復旧したのは、逓信局の幹部たちの腐敗があまりにはびこっていて、あちこちから住民の不満が書かれた提議書が上って来たため、金正日が電話の使用を電撃的に許可したのだろう」と、別の解釈をしている。