アメリカの国務省が北朝鮮のミサイル発射と関連して、「どのような打ち上げも国連安全保障理事会の決議に違反して、緊張を不必要に増すことになるだろう」と2日に警告した。
米国務省のゴードン・ドゥギード報道官がこの日の定例ブリーフィングで、「アメリカ政府は北朝鮮にその点を考慮して、朝鮮半島で緊張を高めないことを求めた」と強調した。
ドゥギード報道官は「日本の首相が北朝鮮のミサイル発射時の制裁について言及した」という質疑に対して、
「国連安保理は決議に違反した時に、その事項をどのようにするか決定する」と述べ、「アメリカ政府は発射された場合、どのようなことが起こるか見守る」と明らかにした。
これは北朝鮮がミサイルや衛星体を発射したら、国連決議違反とみなし、制裁が推進される可能性もあることを暗示した発言と見られる。
ドゥギード報道官は国連司令部と北側の将軍らとの会談については、「両者が緊張を和らげて透明性を高めるための措置について議論した」と述べ、「私たちは両者が信頼を構築して誤解を防ぐことができるという点で、北朝鮮とのこうした議論を歓迎する」と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、ボスワース対北朝鮮特使が韓国と中国、日本を訪問することについて、「3日に北京に到着して中国の高位官吏と会うことになっており、東京とソウルの順に日程が決められている」と言い、「だが北朝鮮の人と会う計画に関しては分からない」と話した。
一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は2日に、北朝鮮のミサイル発射の動きに対して、「私たちは状況を注視している」と述べ、「関連国全てが自制力を発揮して、国連決議に基づいた義務を遵守することを期待する」と言い、北朝鮮が決議を守ることを促した。