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金正日が北朝鮮の平安北道にある楽園機械連合企業所を視察したと、北朝鮮の朝鮮中央通信が8日に報じた。今回の訪問は2007年6月と11月末に続き、3回目だという。しかし、金正日の詳しい視察スケジュールについては報じなかった。

新義州の内部消息筋によると、朝鮮中央通信が報じた「8日の金正日の新義州訪問」は事実だという。通常、金正日の現地視察に関するニュースは、視察してから2〜3日後に報道する。金正日は現地視察が終ると、近くにある別荘で休むか、付近の別の訪問地に移動する。そのため、彼が視察地域を完全に抜けた後、公式的に報道することとなっている

同消息筋は10日の電話インタビューで「金正日が8日の昼休み(12〜1時)に、楽園機械工場を視察した。しかし、予定されていた他のところは視察せず、そのまま平壌に帰ったと聞いた」と伝えた。今回の金正日の楽園機械連合企業所の訪問は肥料生産の設備問題を早急に解決するためだと知られている。

金正日、1日早く新義州を訪問

同消息筋によると、今回の金正日の新義州訪問は7日の夜、道の保衛部や保安所に緊急通達され、保安当局は直ちに非常警戒態勢に入ったという。

金正日の視察は9日に行う予定ったという。しかし、嵐閧謔闊齠?≠「8日の昼休みに楽園機械工場を電撃訪問した。しかし、それ以外のスケジュールはすべてキャンセルとなったという。

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今回の視察は平安北道の保安所や保衛部さえも警戒態勢の解除指示を受けるまで、金正日の訪問を知らなかったほど、極秘で行われたという。

同消息筋は「保安所の友達が9日にある1号行事のために昼夜の警戒勤務に動員されたが、突然8日に警戒勤務が解除され、みんな家に帰って来た。幹部以外の一般の保衛員や保安員は金正日の現地視察が終ってから、訪問したことを知ったそうだ」と話した。

また、「楽園機械工場の労働者たちが7日の午後から突然作業を中断し、工場の掃除に動員された。8日は日曜日にもかかわらず、行事が予定されていたため、労働者たちが工場で掃除をすることとなっていたが、突然キャンセルとなった」と伝えた。

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さらに、「金正日が新義州の化粧品工場、靴工場、航空体育団をはじめ、様々なところを訪問する予定ったため、各訪問先は彼の訪問に合わせて行事を準備した。しかし、金正日は機械工場だけ見て帰ってしまった」と残念そうに話した。

楽園機械連合企業所は掘削機などの建設機械や鉄製工具などを専門的に生産している。そして、軍需用の演習器具も生産している工場だ。金正日は健康悪化説が広まっていた昨年の11月にも今回の訪問先である楽園機械連合企業所を訪問したことがある。

金正日、興南肥料工場で怒る

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一方、前出の消息筋は金正日が咸興市の興南肥料工場に続き、新義州まで電撃訪問したのに、急いで平壌に帰ったしまったことについて、当地域の幹部らから「何かあるのではないか」という話が出ていると伝えた。

新義州の幹部たちの話によると、金正日が前日に興南肥料工場を視察する際に相当怒ったという。なぜなら、昨年から工場を復旧し、肥料を年間60万トンまで生産できるという報告を受けたが、実際行ってみたら、完全にうそだったからだ。中間幹部たちのうその報告が金正日を怒らせたという。

同消息筋も「労働者たちが設備を復旧し、昨年に『6月まで肥料を30万トン生産する』と報告を受けたが、実際にはそうではなかった。金正日がそれを自ら確認してしまったから、多分腹が立ったと思う」と推測した。

「それに、楽園機械工場がうまく行っていたらよかったが、思い通りには行かなかった。楽園機械工場も昨年7月から興南肥料工場の設備や安州地区炭鉱の設備などのせいで、あまり生産性がよくなかった」と伝えた。

しかし、当時の朝鮮中央通信は「金正日は工場の生産ラインを視察した。特に興南肥料連合企業所で新しく建設されるガス化アンモニア工程に必要な大型酸素分離機の生産に非常に満足感を示した」と報じたことがある。

最後に、同消息筋は「金正日が今回の視察で多くのものを自らの目で確認したため、何か対策があると思う。肥料生産は国の存亡がかかっているため、必ず対策を講じると思う」と伝えた。