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韓国のイ・サンヒ国防長官は29日に、「朝鮮戦争の戦死者の遺骨の40%以上が非武装地帯(DMZ)と北朝鮮に散在していると予想されるため、その発掘に努力する」と話した。

イ長官はこの日、国立ソウル記念墓域(顕忠院)を、国防部の遺体発掘鑑識団(団長:パク・シンハン陸軍大領)の新庁舎開館式典に参加するために訪れた。「政府や軍は祖国のために犠牲になった最後の1人まで誠意と責任を持って発掘する」と強調した。

イ長官の主催で開かれた開館式典には、キム・テヨン合参議長をはじめ、陸・海・空3軍の参謀総長、ペク・ソン?u濫??蜿ォ、報勲団体長、遺族代表、ドナ・クリスブ(海軍少将)、アメリカ合同戦争捕虜、行方不明者(失踪者)確認司令部(JPAC)の司令官など、国内外の主要な関係者が多く参加した。

イ長官は祝辞で、国防部の遺骨発掘鑑識団について、「規模は小さいが、アメリカのJPACと似ているシステムを整えた」と評価した。

また、「新庁舎の新築は始まったところであり、まだ朝鮮戦争の戦死者の遺骨も2%しか発掘できていない。任務に拍車をかけるために政府は現在、遺骨発掘の地図を作っている。年内に完了する。鑑識団だけではなく、軍団単位の発掘活動もさらに増やし、DNA鑑識のための試料摂取も年3千回以上に拡大する」と話した。

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地下1階、地上3階からなる遺体発掘鑑識団の新庁舎には、デジタルレントゲン撮影機や3Dスキャナー、超音波洗浄器など、精密な鑑識のための装備がそろっている。特に、これまで火葬してきた遺骨のDNAサンプルを保管し、長期的に鑑識の成功率を高める遺骨保存室が初めて設置された。

JPAXの司令官であるドナ・クリスブ海軍少将は開館式典に参加した後記者たちに、米朝関係が弱まったため、2005年以後中断している米軍の遺骨発掘作業について、「北朝鮮で遺骨の発掘作業が再開できる日を待っている。北朝鮮地域で米軍の遺骨発掘作業ができるかどうかまだわからない」と話した。

昨年10月に韓国・国防部の国政調査で、国会の国防委員会所属のハンナラ党のキム・オクイ議員は、2000年から現在まで、2598体の遺骨を発掘して埋葬したと明らかにした。発掘の対象者である行方不明者13万3192人をすべて発掘するためには65年かかるという。韓国地域だけに限定した場合は、9万人の発掘に45年かかると発表した。