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今日の最初の訪問地は白頭山だった。北朝鮮の革命史によく登場している、金正日が生まれた小屋も訪問する予定った。私たちは朝早く起きて、がらがらの道路に沿って三池淵に向かった。

白頭山とその周辺の地域は、私たちがいた山林地域と同様に何もなかった。しかし、美しい白頭山の風景は私のすべての経験を幻にさせるほどだった。

美しい絵のような風景、まるで誰かがカーペットを敷いたのではないかと思うくらい、本当に言葉で説明することができないほど神秘的な雰囲気を醸し出していた。

もちろん、こうした感じは初めてのことではない。多分私たちが訪れる場所は、いつも私たちだけに開放するため、いつでもがらがらで他の訪問客は見かけなかった。

正確に言うと、今日は本当に例外だった。今日は9月6日で北朝鮮建国60周年を記念する日だ。そのためか、この聖なる革命的な白頭山にいたのは、私たちだけではなかった。

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白頭山の近くにある駐車場に着いてすぐに見えたのが、後ろに人を乗せている軍用トラックだった。この寒い天候の中トラックの後ろに座って、でこぼこした道路を走ってきたその人たちも、山に登るために待機しているようだった。丘の下に少し降りると、みんなが並んでシャベルや道具を肩に持って山を登っていた。

山の頂上に登った時、私たちは北朝鮮のプロパガンダを再び目にしなければならなかった。

ガイドは白頭山がなぜ神聖なのか、その理由を説明してくれた。もちろん、その理由にまた金日成や金正日が登場していた。

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白頭山の頂上に立つと、この国がなぜここを民族の起源としているのかがよく分かった。本当に壮観だった。そして、金日成と金正日がこの山の頂上で気を付けをしているあの有名な絵が真実とは違うことに気づいた。

私たち一行の中で勇気のある人たちは、歩いて山の一番高い所まで行くことになったが、一部はそのまま下で待つことにした。

ガイドが私たちを残して頂上に向かった数分後に、軍服を着た北朝鮮の人たちが私たちの所に歩いてきた。赤い旗や宣伝スローガンの旗を持っている人や、旗の後ろからついて来ている人たちがいた。彼らは建国60周年を祝うためにこの山に来たようだった。この神聖な白頭山ほど、こうしたイベントにふさわしい場所はないだろう。

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ガイドや他の指導員がいない時に、北朝鮮の住民がとてもおしゃべりになるのを見て驚いた。彼らは私たちが持っているカメラに興味を見せた。カメラを見てとても驚いたようだった。私たちは一緒に写真も撮り、韓国語で質問もした。彼らは戸惑いながら答えたし、また、英語でも話かけてきた。

しばらくしてから私は、白頭山の天池の風景に驚きつつ、岩に腰をかけた。すると、兵士が一人近付いて来て、タバコを1本私に渡した。私はタバコを吸わないので、ジェスチャーで断った。その人はガイドが見えると、すぐに私のそばから立ち去った。私たちのガイドは彼らにとって、とても怖い存在のようで、ガイドが見えるとすぐに私たちから離れた。

白頭山の観光も終え、別のおもしろい場所に移動した。金正日が生まれたと言われている小屋だった。だが多くの観光客が、偉大な将軍様は生まれてから数年間は、両親と一緒にソ連にいたことを知っている。

疑問が生じた。私たちのガイドには現実感というものがないのか。旅行に来る前に、予定されている場所の情報ぐらいは調べるということを本当に知らないのだろうか。今はウィキペディアを見れば、色々な事実が書いてあることを本当に知らないのだろうか。

その小屋に入る前に、私は小屋の前にある、革命闘争の時期の金正日一家を描写した壁画を見るために、数分間立ち止まった。みんながその壁画を撮影していた。けれども私は、オンラインで手に入れられるために、壁画の裏側に行って写真を撮った。

しかし、こうした行動は私たちを見張っているガイドにとっては非常に非常識な行動だったようだ。ガイドはすぐに私に近付き、写真を見せることを要求した。写真を見たガイドはそれを消すことを求めた。おそらく、小屋のセキュリティーの1人が、小屋の後ろで写真を撮っている私を見て、ガイドに知らせたに違いない。北朝鮮では金正日一家の絵の後ろから写真を撮ることさえ、とてつもなく不敬なことと思われているようだった(続く)