オバマ大統領が20日(現地時間)、アメリカの第44代大統領就任演説で、「アメリカは平和と高潔さを追求するすべての国と老若男女の友人であり、もう一度導く用意ができている」というメッセージを伝えた。
オバマ大統領はまた、「核の脅威と地球温暖化の脅威を減らすために、昔からの友人と過去の敵とも積極的に協力する」と明らかにした。
更に、「イスラム諸国とは相互の利益と相互の尊重を基盤に、新しい関係を構築して行く」と言い、「特に問題を西方国家のせいにして、不正腐敗と詐汲などの不正な方法で権力を維持している指導者たち、あなた方は歴史の誤った側面に立っているということを知らなければならない」と指摘した。
一方で、「あなた方が握り締めている拳を開けば、アメリカは手をさし出す」と付け加えた。
オバマ大統領はテロの脅威と経済危機など、アメリカが直面している困難な状況については、「私たちが直面している挑戦の課題は実際の状況」と述べ、「それは短期間で克服することはできないが、アメリカにはできる」と自信を伝えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面更に、「私たちは恐れよりは希望を、葛藤や反目よりは目的のための団結を選択したため、今日この場に集った」と述べ、「私たちは私的な不満や雲をつかむような約束、そして私たちの政治史で長い間続いた反目と古びたドグマの終息を宣言するためにここに来た」と強調した。
国防問題については、「イスラム国家とは相互の利益と相互の尊重を基盤に、新しい関係を構築して行く」と明らかにした。
更に、「私たちの先祖は私たちが想像もできない危険に直面し、法律の規則と人権を保障するための憲章を作って、憲章は多くの世代の血として拡張されてきた」と言い、「こうした理想は変らず世の中を照らしていて、私たちはこれをあきらめない」と強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、「私たちの先祖は戦車とミサイルだけではなく、堅固な同盟と意志でファシズムと共産主義を制圧した」と言い、「彼らは私たちの力だけで、我々を保護することができないということを知った」と同盟の重要性を力説した。
更に、「私たちはこの点を念頭に置いて、一層大きな努力と協力、国家間の理解を要求する新しい脅威に対応する」と述べ、「私たちは責任を持ってイラクの人たちに主権を渡し、アフガニスタンの苦労して得た平和を進展させる」と明らかにした。
この日就任式が終わった後、約2時間記念パレードが続き、オバマ大統領はホワイトハウスの執務室でブッシュ前大統領が残した自筆の手紙を読んで文書に署名し、大統領としての初の公式業務を行った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面オバマ大統領はこの日の深夜まで、ワシントンDCの各地で開かれた祝賀舞踏会に参加した。就任初日の日程を終えて、21日から本格業務に入った。
オバマ大統領の初の公式業務は国家安保会議(NSC)の召集で、ロバート・ゲーツ国防長官やマイケル・モーリン合同参謀議長等が参加して、イラク駐屯軍司令官やアフガニスタン駐屯軍司令官とは画像電話で対話をする予定という。