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北朝鮮の麻薬製造業者が、中国の麻薬犯罪組織にリクルートされていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

中国遼寧省のRFAの消息筋は、次のように語っている。

「中国・東港市を通じて、北朝鮮の麻薬製造業者が密かに入国しているという噂が流れている。北朝鮮の麻薬製造技術が優れていることが中国の麻薬組織に伝わり、技術者がリクルートされている」

覚せい剤麻薬02
北朝鮮の故金日成主席の肖像画の入った札で覚せい剤を吸引する道具を作る様子(参考画像)

 

東港市は、中国遼寧半島の東に位置する。北朝鮮の平安北道龍川郡と向き合う港湾都市だが、この地域は、もともと中朝間の密輸が盛んなエリアだ。中国漁船が北朝鮮領海まで入って金属、骨董品、水産物などが取引される。

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北朝鮮麻薬製造技術がリクルートされているとの噂について、丹東在住のある韓国人は語る。

「東港地域は、北朝鮮軍や労働党の『外貨稼ぎチーム』が中国人と取引を頻繁に行うエリアだ。ここに、北朝鮮麻薬製造業者が紛れ込んで来る可能性は十分にある」

闇から闇へ葬られる麻薬製造者

しかし、北朝鮮の麻薬製造業者は中国に行った後、決まって姿を消していると先述の遼寧省の消息筋は伝える。

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「東港の組織暴力団が、北朝鮮の麻薬製造者に10万ドルを与えてリクルートしたが、その後彼らが北朝鮮に帰ったという話はない。

中国側の麻薬組織は、北朝鮮麻薬製造者に2万ドルを前払いして密入国させ、製造方法を聞き出す。その後は、痕跡を消すため処理した。東港では、北朝鮮麻薬製造業者が中国の組織暴力団に殺されたという噂が流れている」

?国家に隠れて活動する麻薬製造業者らは、たとえ失踪しても、捜査の対象になることは決してないという。