統一部が南北関係に関する中・長期的な戦略樹立の機能強化するために、部内にタスクフォース(TF)を構成する計画であることが7日に明らかになった。
政府消息筋によれば、統一部は統一政策局を中心に、「戦略TF(仮称)」を構成し、政府が推進して来た対北政策を総合的に点検して、北朝鮮の変化を導くことができる中・長期的な南北関係戦略を集中的に模索するという。
統一部のこうした動きは、先月31日に李明博大統領が統一部の業務報告を受けた後、「長期的な観点から対北問題を解決する」と言い、中・長期的な対北戦略の樹立により多くの努力を傾けるよう要請したことによるものと見られる。
当時、李大統領は南北対話の再開と、対話の再開時に推進する各種の事業に強調点を置いた、統一部の業務報告に対して、「対話が目的ではない」と述べ、「長期的な対北戦略に関する内容が不足している」と指摘したと伝わった。
これと関連し、政府消息筋が統一部が行ってきた中・長期的な対北戦略の樹立は、より中味のあるものにするためで、これまでの対北政策を総合的に点検して、これから推進する政策の大きな絵を描く機能を果たすだろうと述べたと、聯合ニュースがこの日報じた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面別の政府消息筋も、統一部の業務報告による後続措置の1つと思われると述べ、構成されれば対北政策に対する国民的な合意の方案と、統一教育の推進などを準備することになるだろうと伝えた。
李明博政府が執権 2年目に入り、南北関係の展望も北朝鮮の対南攻勢の継続と「原則」を強調する李明博政府の対北政策によって、画期的な関係の進展は期待できないと、大多数の専門家は予想している。
したがって専門家らは、この機会に短期間梗塞状態が続いても、李明博政府が南北関係を刷新させるという明確な目標を立てて、北朝鮮の核と人権、内部問題、平和体制問題などに対する戦略を立てなければならないと指摘している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面そのため、統一部が「戦略 TF」を通じて南北関係の中・長期的な戦略を国zするという方針を立てたことは、歓迎するに値する。ただ、「戦略 TF」が依然として「人的刷新」が不足しているという指摘を受けており、統一部の人材だけで構成するのは適切ではないという主張が出ている。
国策研究所のある研究委員は、「10年間の「太陽政策政権」の影響で疎かに扱われた北朝鮮の人権や北朝鮮内部の変化を導く戦略などの領域について、民間の専門家が必ず参加しなければならない」と述べ、「数年間北朝鮮に対する研究の成果を蓄積して来た、実力のある民間の対北専門家で『政策ドリームチーム』を構成しなければならない」と指摘した。
特に「戦略 TF」から、「太陽政策」の失敗を踏襲している対北戦略家を必ず除かなければならないという声も高まっている。この1年間のように、「国民の合意」を前面に立てて、あいまいな姿勢で左派の「状況伺い」に汲々として、きちんとした政策を1つも推進できない姿勢は捨てなければならないという指摘だ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ある対北専門家は「過去の10年間で『南北関係がよくなった』と主張しているが、北朝鮮の核や北朝鮮の開放と改革、北朝鮮の住民の実生活の改善、拉致被害者・国軍捕虜の送還及び、北朝鮮の人権の改善、朝鮮半島の平和体制は全く進展がなかった」と言い、「TFは『太陽政策は失敗した』という結論に基づいて、新しい戦略を樹立しなければならないだろう」と語った。