イランに対する国連安保理の追加制裁議論に、中国とロシアによるブレーキがかけられている。
9日(現地時間)、安全保障理事会の常任理事国5ヶ国とドイツ(P5+1)は、国連本部でイランの追加制裁案に対する議論を行った。
追加制裁の草案には、▲イランに対する武器の輸出入の禁止、▲イランの輸出の信用状の制限を含めた金融・貿易制裁、▲イランの核開発の関係者の旅行禁止、▲イランの革命守備隊(IRGC)が管理する資産の凍結の拡大などの項目が盛り込まれている。
今回提示された追加制裁案は、イランに対する最初の制裁よりも包括的で具体的に接近している。
去年の12月に採択されたイランの制裁決議は、すべてのウラン濃縮及び重水炉の開発計画など、核開発関連事業の即刻の中断と、核・ミサイル開発に使われる可能性があるすべての装備と技術の移転を禁止した。また、核開発の疑惑と係わるイランの原子力機