北朝鮮の羅先(ラソン)経済特区と中国の吉林省琿春市圏河通商区を結ぶ「新豆満江大橋」が今年末までに開通する見通しであると、中国メディアが10日、報道した。
琿春市の金春山市長は中国新聞社とのインタビューで「新しい橋は昨年着工し、今年末の開通を目指して工事を進めている」と語った。
現在使われている豆満江大橋は1936年に架けられたもので、老朽化と急増する通行量に耐え切れず通行制限が敷かれている状況だ。
旧橋のそばで建設が進められている橋は長さ638メートル、アクセス道路を含めると1100メートル、片側2車線となる。建設費は1億8000万元で、全額を中国が負担する。
金市長は「現在、中国と北朝鮮の双方から同時に建設を進めており、今年末に完工し、年内の開通を目指している。羅先特区の中朝共同開発はもちろん、両国間の貿易の拡大促進につながることを期待している」と語った。