現職の牧師が北朝鮮のある団体に、政府の許可なしに5万ドル(約6500万ウォン)を支援して、保安当局が捜査をしていると、20日に朝鮮日報が報じた。
統一部傘下の南北出入事務所は、この事実を把握した後も事実上黙認し、青瓦台が真相調査を指示したという。
政府の高位関係者は、“祖国平和統一協議会の代阜悼?キであるチン・ヨハン牧師が、16日に開城を訪問し、北朝鮮の‘朝鮮キリスト教連盟’に5万ドルを渡した”と述べ、“チン牧師が政府の許可なしに現金を北朝鮮に伝達した経緯などを、警察が調査している”と明らかにした。
この関係者はまた、“京義線の南北出入事務所は、チン牧師が訪朝した時に巨額のドルを所持しているという事実を知ったにもかかわらず、何の措置もとらなかった”と言い、“南北出入事務所の関係者に対しても、真相調査が行われると聞いている”と話した。
祖国平和統一協議会は来月中旬に平壌の鳳水教会で、北朝鮮の朝鮮キリスト教連盟や南北教会連合と、民族の統一を祈るという、祈祷会の開催を準備していたという。