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北の中高生、3人に1人がMP3を所有、1クラスに2、3人は家にコンピューターが

国境地域の主要都市で学校に通う中学生の約1/3がMP3を持っており、1クラスに2、3人程度は家に個人用コンピューターがある。平壌のような大都市では、MP3とコンピューターの保有の割合は更に高いだろう。MP3を持っている生徒たちは、主に音楽を聞いたり語学の勉強をするために使う。市内の技術奉仕所に行って一定の料金を払えば、MP3に希望する歌を入れてくれたり、中国語や英語の勉強ができる語学教材を入れてくれる。子供たちが持っているMP3は、中国から入ってきた5万ウォン~7万ウォン(韓貨 約1万5千~2万1千ウォン)するもので、歌を2、30曲程度入れることができる。生徒たちはMP3がなければ仲間に入ることができないから、両親もなんとかして買ってあげようとしているという。家にあるコンピューターは中国からきた製品もあり、新しいものもあるが、‘ペンティアム2’が多く、よいものは‘ペンティアム3’もある。中国と貿易をしたり、商売でお金をかなり稼ぐ家庭にはほとんどコンピューターがあると思えばよい。コンピューターは文字を打つ練習やゲーム、映画を見るために主に使う。

“自転車はもう流行遅れ?商売にはオートバイくらいないと”

国境地域の主要都市では最近、‘商売をするならオートバイくらいはなければならない’という言葉が聞かれるほど、オートバイが大人気だ。オートバイは中古か新しいもの、また大きさの違いによって値段に随分差があるが、高いものは250万ウォン(韓貨約75万ウォン)をはるかに越えるものもある。オートバイがあれば、なによりも貿易と商売に非常に役立つ。特に、田舍では貴重な薬を手に入れたり、黒い金(‘黒てん’の北朝鮮の言葉)などを捕ったという連絡が来れば、速やかに中国側に運ばなければならないため、オートバイのような運送手段が一層重要になる。オートバイの需要が増えると、最近では中国と貿易をする人も自転車を持ちこむ代わりに、中国産の中古オートバイを沢山持って入って来るようになった。オートバイを買おうとする人もかなり増えて、国境近くの村や市街地では一軒おいて1台ずつオートバイがあるといわれるほどだ。だが、出、退勤や市内に行く時は相変らず自転車を利用する人が多い。

畑1,000坪に豆を植えて40万ウォンの収益 – キム・ギョンス(仮名, 咸鏡北道穏城郡の労働者)

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“去年、息子と一緒に小さな畑を耕した。1,000坪で農業をして豆500キロを収穫したが、この程度ならば特に沢山とれたわけではない。私たちは広い畑を持っている方ではない。普通、1,500坪程度、かなり広い人は2~3,000坪持っている人もいる。ここの収穫は当局に特別に納める必要もない。だが、収穫したものは納めなくても、坪当りいくらずつと決まっている土地代を払わなければならないが、私たちは坪当たり5~10ウォン程度だ。去年、畑に豆を植えたが、当時豆の値段が1キロ1,000ウォンして、あわせて50万ウォン儲けた。国に払うお金は払って、幹部に猫タバコを1つずつあげれば、純益はだいたい40万ウォン(韓貨 約12万ウォン)くらいだ。私の友人は農場員だが、去年農業をしてトウモロコシで150キロの分配をもらった。労働者の私が畑で農業をして500キロ生産して40万ウォンを儲けたが、農場員には1年の分配としてトウモロコシが150キロ配られる。農場員が農業に熱意がない理由がここにある。我が家にとって、この収益は随分助けになったが、これだけでは暮らすことができない。私の単位(職場)では月給が出ないから、妻と娘が市場で‘トウモロコシ競走(安い地域で品物を購入して、高い地域で利益を付けて売る商売)’をしている”

肥料の不足問題を解決するために‘草堆肥生産総動員令’を下逹

北朝鮮は肥料の不足問題を解決するために、8月8日に金正日総書記の直接の指示文を送り、‘人民全てが総掛かりで草堆肥の生産にすべての力を集中しよう’と強調した。金正日は指示文で、“今日の食糧問題は米帝をはじめとする帝国主義者との対決で、我々の共和国の運命を決定する最重要問題だ”、“共和国の懐でご飯を食べる人ならば、誰もが農業の主人にならなければならず、穀類の増産に貢献しなければならない義務がある”と、農場員はもちろん、各職場や機関所の生産人員まで無条件、週3日ずつ草堆肥の生産に動員している。また、“こうした条件で我々は今の肥料生産設備を効果的に稼動させて、生産を最大限に増やす一方、ある肥料の原料を探して地力を高めるためのさまざまな方法をうまく利用して、来年度の農業で巨大な成果を出さなければならない”、“今から草堆肥の生産にすべての力を集中させ、来年度の農業で決定的な転換の局面を整えなければならない”と述べている。指示文によってすべての家庭は8月末までに、1世帯当り500キロの草堆肥を生産して納めなければならない。各道の党には、‘草堆肥生産指揮部’が組職され、地方と職場、人民班ごとに肥料生産の実績を掌握しており、住民が集まる潤_字路や道農村経理委員会の前に、肥料の実績を書いた競争の普_を刀_って、草堆肥の生産を督励している。

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中国の親戚訪問、また活発になるだろう…“住民よりも幹部が行きたがっている”

北京オリンピックの影響で親戚訪問の許可証がほとんど発給されていない。全く発給されないわけではないが、オリンピックの前に100人が出ていたとしたら、6月からは5人程度しか外に出ることができない状況だ。中国から正式の招請状がきたり、親戚から手紙が来た人の中で、高位幹部が知っていたり、前よりもたくさんお金を払った場合だけ許可が下りる。中国訪問のための賄賂の費用も、以前は200~300ドルあれば潤_分だったが、今では500ドルに増えた。今、多くの人がオリンピックが終われば親戚訪問をしようと意気込んでいるが、実は親戚訪問を一番待ち焦がれているのは幹部だろう。許可証を発給してあげれば自分も賄賂を手に入れることができるからだ。許可証を発給する人だけでなく、国境警備隊や税関にいる幹部もこぞって親戚訪問を待っているという。オリンピックが終われば以前のようにまた活発になるだろう。毎回、中国に出る度に“韓国の人と接触してはいけない”などと教育を受けるが、それ以外は特別なこともなく、気を使う人もあまりいない。