北朝鮮の急変事態に備えた‘概念計画 5029’を作戦計画に発展させる作業が進んでいる。
聯合ニュースが政府消息筋の言葉を引用し、韓米両国がこれまでの政府で概念計画の水準で補完、発展させることにした‘概念計画 5029’を、‘作戦計画 5029’にするということで意見が一致したと、10日に報道した。
この消息筋は“‘概念計画 5029’を作戦計画にする方案が、来月アメリカで開催される韓米年例安保協議会(SCM)と軍事委員会(MCM)に報告される可能性が高い”と語った。
この消息筋は“北朝鮮の金正日国防委員長が突然死亡する可能性がいっそう高まっている中、北朝鮮の急変事態に備えた韓米の軍当局間の共同作戦計画が、迅速に準備されなければならない”と述べ、“韓米の軍当局がこうした状況で同じ認識を持ち、作戦計画化作業を急いでいると思われる”と伝えた。
キム・テヨン合同参謀議長は3月の国会の聴聞会で、概念計画 5029の作戦概念化推進の可否と関連し、“今後詳細に発展させて、国民が心配しないようにする”と言い、“韓国軍が単独で行わなければならない部分があり、場合によってはアメリカが支援する部分もあるため、現役の先任者としてこの問題をもう少し研究して、軍の統帥権者に報告する”と明らかにしている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面‘概念計画 5029’は北朝鮮の様々な急変事態に備えた韓米共同対応計画だが、作戦計画とは異なり、軍事力の運用計画は含まれていないという。
作戦計画は北朝鮮に急変事態が起きた時、北朝鮮での作戦など軍事力運用の計画まで具体化するものだ。
2005年初めに、盧武鉉政府が概念計画 5029を作戦計画にしようとするアメリカの計画に対して、‘主権侵害の要素’があると反対の立場を表明し、作戦計画化作業が中断していた。