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日本の麻生太郎外相が6ヶ国協議で議論された日朝関係正常化の実務会議で拉致問題の進展がない場合、北朝鮮に対する追加制裁措置を取るという立場を明らかにした。

麻生外相は21日午前、衆院外務委員会で”(北朝鮮が) 全く誠意を見せなかったら、新しい制裁を加える可能性もある”と語った。

中山恭子拉致問題担当総理補佐官も、”日朝実務会議で北朝鮮がまじめに対応しなければ、追加対応措置を取る”と語った。追加対北制裁措置では、北朝鮮との貿易の全面禁止と、北朝鮮を経由する全ての船舶に対する入港禁止などが検討されていると伝えられた。

安倍晋三総理はこれについて、”交渉の段階から制裁について言うよりも、会談が進展するように全力をつくしたい”と、性急に新しい制裁カードを取り出さないことを明らかにした。

しかし、前日に首相官邸で拉致被害者家族会の関係者に会い、”拉致問題の解決以前には両国の国交正常化はないだろう”と強調した。

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一方、訪日中のディック・チェイ二&尅蜩摎フは21日午前、日本の塩崎恭久官房長官と会談を持ち、”6ヶ国協議が北の核の解決の正しい方向に向かった前進”と評価したと、ロイター通信が外務省関係者の言葉を引用して報道した。

米国側は拉致問題に関する日本の立場に対する理解を示し、中国の役割が重要だということについても両者で意見が一致したと通信は伝えた。

また、塩崎官房長官は日米同盟の重要性を強調し、チェイニー副大統領は日本とオーストラリアを訪問すること自体が 、(日米同盟に対する)力強いメッセージであると答えたと通信は付け加えた。

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塩崎官房長官はチェイニー副大統領との会談後の記者会見で、”日朝実務会議と6ヶ国協議はそれぞれ独立しているが、最後は調整された形で共に結果を出すだろう”と明らかにした。彼はまた北朝鮮に対するエネルギー支援に関して、”拉致問題の実質的な進展を前提にしている”という立場を再び強調した。

チェイニー副大統領は22日、北朝鮮による拉致被害者の横田恵さんの両親に会う予定。去年の4月に恵さんのお母さんがアメリカを訪問した時、ジョージ・ブッシュ米大統領に会ったことを念頭に置いた日本が、その返答としてこのような席をもうけたと伝えられた。

[梁貞兒記者]