統一部が来年、北朝鮮に米40万トンと肥料30万トンを提供するために、9400億規模の予算運用計画を立てたことが9日に分かった。
また、北朝鮮の非核化のためにも2747億ウォンの基金が策定された。これに対して政府当局者は、“政府の‘非核・開放・3000’国zによって経済協力などの基金が策定されたが、具体的な項目が定まっているわけではない”と語った。
政府当局者によれば、統一部は最近、2009年度の予算案及び基金運用計画案を企画財政部に提出し、米40万トンと肥料30万トンを支援するという計画の下で、南北協力基金約9400億ウォンを使うと要求した。
これは今年の該当予算3485億ウォン(米1974億、肥料1511億)のおよそ2.6倍にのぼる規模だ。支援量としては、今年の基金使用計画に反映された米50万トン、肥料40万トンに比べてそれぞれ10万トン減少した規模で、2007年と同じである。
9400億ウォンのうち、米の借款が6500億ウォンで肥料支援の予算が2900億ウォンであるという。これは今年穀物の価格が上昇した結果だ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、政府が国際機関と国内の民間団体を通じた支援など、間接支援の費用に基金930億ウォンを策定することで、来年の対北人道支援事業の予算はあわせて1兆330億ウォンに達する。
政府当局者は、“去年2008年度の予算を策定した時に比べて、国際穀物価と肥料の価格が高騰した点を勘案して支援規模を決めた”と言い、“統一部の次元で議論のために意見を提出したに過ぎない。関係機関と更に協議しなければならない”と伝えた。
今年政府は、対北人道支援は北朝鮮の核問題と連係せずに推進するという原則を明らかにした。だが、政府間で対話が途絶え、今年の米、肥料支援の予算は執行されていない。条件なしの支援を約束したとうもろこし5万トンの物量だけ確保されている状態だ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面政府は対北人道支援と関連し、5月に北朝鮮から支援の要請があれば支援して、要請がなくても食糧の状況が深刻であると把握されたり、深刻な災害が発生すれば支援するという原則を明らかにしている。
これに先立ち、統一部は先月末に第206回南北交流協力推進協議会を開催し、人道的対北支援の額を含め、来年度はあわせて1兆7千297億ウォンの基金を使用する案を議決した。今年の基金事業費1兆1千44億ウォンから約57%増額されることになる。
来年の基金使用計画には人道的対北支援の予算以外にも有・無償南北経協予算4千34億ウォン(無償1568億・有償2466億)、北朝鮮の非核化予算2747億ウォン、南北間の社会文化交流予算110億ウォン、離散家族交流支援予算76億ウォンなどが反映された。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方企画財政部によると、政府の部署が来年使うために要求した予算と基金の規模は276兆2000億ウォンで、今年より約7.4%増加すると集計された。このうち統一・外交分野が3兆4000億ウォンで、今年の確定予算2兆8000億ウォンより21.6%増えて大幅に増加した。
特に南北協力基金の事業費が、今年の確定予算より6000億ウォン増えたと伝わった、企画財政部はこうした各部署の要求案を基に、7~9月まで各部署と持続的な協議を行ない、9月末に政府案を定めて10月2日までに同案を国会に提出する計画だ。