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韓国のカトリックが、脱北者問題に宗教界が関心を持つために、映画‘クロッシングを一緒に見るキャンペーン’を始めた。

韓国カトリック主教会議が、全国のカトリック教会の青少年や信者、小共同体の会員を対象に7月末までに‘クロッシング’の団体観覧運動を展開すると明らかにした。

‘カトリック主教会議’民族和解委員会の委員長キム・ウンフェ司教はキャンペーンの初日である9日、ソウル鐘路のタンソンサで開かれた‘クロッシング’団体観覧行事で、“今日ここに参加した多くの信者の方々が、映画を通じて脱北者に対する新しい認識を持ってくださったらよいと思います”と明らかにした。

この日の行事にはカトリックの信者2百人以上と、映画‘クロッシング’のキム・テギュン監督、主演俳優チャ・インピョ氏も同席した。

キム・テギュン監督は挨拶で、“(私自身)愛がないことを痛嘆し、悔い改める気持ちで(映画を)作った”と述べ、“よいキャンペーンを始めてくださったことに感謝します”と伝えた。

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チャ・インピョ氏も“去年の今頃、江原道のヨンウォルでこの映画を撮影しながら、映画が封切られたら、脱北者のことを哀れに思う人たちと一緒に見れたらよいと思っていましたが、今日この席がそのようです”と語り、大きな拍手を浴びた。

このキャンペーンを展開している主教会民族和解委員会と社会福祉委員会(韓国カリタス)は、“カトリックの信者はもちろん、一般の人の参加も勧め、私たちの分断の現実と統一に対する理解と関心を一層拡大させていくことを願っている”と語った。

また、“長い間民族の和解のために祈って仕事をしてきたが、この仕事のために更にどれだけ多くの時間が必要か分からない”と述べ、“北朝鮮の同胞が今日被っている現実を理解して、苦痛を共に分かち合えば、こうした苦痛が減る可能性があると思っている”と明らかにした。

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更に、“映画‘クロッシング’は北朝鮮にいる私たちの同胞が経験している実際の状況で、顔を背けたい真実を私たちに証言している”と言い、“私たちの時代の心が重い真実を目撃するために招待している”と紹介した。

先月26日に封切られた映画‘クロッシング’は、現在ソウルで46ヶ所、全国で243ヶ所の映画館で上映されており、集計によれば7日までに57万5千人余りが鑑賞したという。