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李明博大統領が15日(現地時間)、北朝鮮の相次ぐ対南攻勢と関連し、“過去と異なり、脅迫的な発言のために北朝鮮を助けて交渉することは今後ない”と語った。

李大統領はこの日、アメリカのニューヨーク市内のホテルで開かれた、‘次世代の韓国人同胞との対話’で、“今、北朝鮮の発言が軍事的脅威になるとは思わない。軍事的発言で脅している”と言い、こうした立場を明らかにした。

更に、“昔は韓国が北朝鮮よりも暮らすのが困難だったが、今は(私たちが北側を)助けることができる立場”と言い、“北朝鮮も核を廃棄して対外的に開放すれば、経済的に自立することができる能力を持っていると考えている”と明らかにした。

李大統領は“北朝鮮が核を開発して武装しているため、南北間に不便な点があることも事実”と言い、“6カ国協議を通じて、北朝鮮が核を廃棄することを強く支持し、協力したい”と語った。また、“核を廃棄すれば北朝鮮が脅威を受けるのではなく、より安全で、韓国が主導して北朝鮮が経済的に自立するように助けるという積極的な考えを持っている”と付け加えた。

一方で李大統領は、“北朝鮮を人道主義的に助けることに対して、他のことは考えていない”と述べ、“(北朝鮮が)いつでも心を開いて互いによい関係を結ぼうとすれば、いつでも会うことができ、助けるつもりである”と強調した。

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李大統領はこの日の冒頭発言で、アメリカ社会で中心的な立場になった同胞を激励し、母国に対する関心と愛情を持ち続けることを願うと語った。

李大統領は“アメリカ社会で成功し、立派に暮らしておられることに対し、とても感謝する”と述べ、“1世はお金を稼ぐために苦労したが、2世は勉強もたくさんして多くの分野で活躍している。皆さんが、1世の人たちに対する感謝を忘れないことを願う”と語った。

更に、“皆さんが住んでいるアメリカ社会で競争して、腰を据えることが重要”と言い、“大韓民国に対しても多くの関心を持って暮らしてほしい。大韓民国は各分野でグローバルスタンダードに合わせてずいぶん変わった。大韓民国がよくなり、皆さんが大韓民国の人という自負心を持って尊敬を受けながら暮らしてくださったらよい”と述べた。

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また、“韓国は世界で唯一の分断国家であり、すべての点で有利な条件がそろわない。最近、原資材の価格がずいぶん上がったが、油は一滴も出なくて食糧も自給水準が25%に過ぎず、75%を輸入している”と述べ、“そのような不利な条件の下で世界12大国になったことを、皆さんは誇りに思ってほしい”と強調した。

李大統領は韓米FTA(自由貿易協定)に対しても、“アメリカがFTAを承認すれば韓国も行う用意ができている”と言い、“今年FTAを結ぶことになれば、韓米関係が包括的な同盟関係に発展することができるはずであり、韓国のみならず、両国全てにとって役に立つだろう”と展望した。

また、“私の任期は5年だが、今後10年以内に韓国が一流先進国家の水準に向かうことができると思っている”と述べ、“国内外の企業が、すべての分野で韓国で活動する際に不便がないように法律を変えて、多くの変化が早い時期におこるようにする”と約束した。

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この日の対話には、ニュージャージー州エジャ梼sのジュン・チェ市長やニューヨーク州ブルックリンのデニ・チョン刑事法院判事、ニューヨーク市刑事法院のアレクサンダー・チョン判事、ABC放送のチュチュ・チャンアンカーなど11人が参加した。

李大統領は15日に、訪米後最初の行事が開かれるニューヨークに向かう特別機の機内で、公式随行員らと懇談会を持ち、最近の穀物など、国際的な原資材価格の急騰について言及し、“米の価格や飼料の価格があまりに上がり、対北(食糧)支援に問題になる可能性がある”と述べ、“巡回後に帰国したら、海外の食糧基地の確保に関する方案を整えることを推進する”と語った。

李大統領は、“石油や鉱物資源だけでなく、長期的な観点から、食糧資源の確保も非常に重要な課題”と強調した。

特に、“例えば沿海州などの地域の土地を30~50年長期賃貸することもできるだろう”と言い、“この場合、北朝鮮の労働力も利用することができるし、(北朝鮮までの)運送距離が短いため、北朝鮮に直接支援することもできる”と説明した。

更に、“できれば二毛作や三毛作が可能な東南アジア地域を長期賃貸して、米や穀物を生産し、現地で飼料などを作って来る方案も検討する必要がある”と付け加えた。

また、“窮極的には、統一後に備えて7千万の民族が暮らすことができる対策が必要だ”と述べ、“この場合、(海外の)敷地の確保のようなことは政府が先頭に立って行い、経営は民間が乗り出してできるだろう”と語った。