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“‘本当ならすぐに殺しても高?ネいくらいだが、単に殺すのは無駄だ。労働者としてこき使い、徐々に衰弱させて殺す’そうした原理が働く場所、それが強制収容所です”

国家安全保衛部所属の警備員として、北朝鮮の収容所に勤務していた安明哲氏は、北朝鮮の強制収容所についてこのように証言した。

4月13日に東京の星陵会館で、北朝鮮の強制収容所の撤廃を訴えるために新しく設立された団体、No Fence (No Fence in North Korea)の発足記念発負?ェ開かれた。

No Fenceは北朝鮮に存在する強制収容所の1日も早い廃絶を活動の目標として掲げている。

No Fenceの活動理念では、“有刺鉄線で隔絶されたこの強制収容所には、合計で20万人ともいわれる多くの人々が、人間としての扱いを受けることなく恣意的に拘留されています。・・・この現実に、人間として、知って知らぬふり、見て見ぬふりはできません。この強制収容所をなくすことは、この世界を共有している同じ人間としてのわたしたちの責務だと思います”と述べられている。

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発足記念発負?ノは安明哲氏の他に、北朝鮮の強制収容所に収監されていた姜哲煥氏や、強制収容所で生まれ育った申東赫氏などが参加し、北朝鮮の人権蹂躙について証言をし、収容所の撤廃を呼びかけた。

申東赫氏は3月に出版した著書“収容所に生まれた僕は愛を知らない”に、自身の収容所生活を克明に記している。その証言からも、想像を絶する過酷な体験をしたことが伝わって来る申氏は、“収容所で生まれた多くの子供たちを、一刻も早く救いたい”と訴えた。

申氏は“収容所で‘母’とは、ただ子供を産むだけの存在。‘母’とはどういうものなのか、未だによく分からない。収容所では子供を育てて、子供の将来に希望を託したり責任を持つこともできず、‘良い母’であることができない。強制労働に従事させられる両親が心身共に疲れ果て、家庭内で子供を虐待することもあり、子供は学校でも家庭でも暴力にさらされる。だが、この現状を収容所内の教育によって淡々と、当然の如く受け入れているのが、そこの子供たちの現状”と語った。

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申氏は‘親子連れ’を見るとうらやましく思う”とも打ち明けた。

収容所内で母と兄の処刑を目の当たりにし、一人で韓国に逃れてきた申東赫氏。韓国に来た後、インドでボランテイア活動に参加した時のことについて触れ、“北朝鮮の子供とインドの子供の決定的な違いを感じた”と話した。

申氏は、“インドの子供たちも貧しい家庭に生まれて、服も靴も無い子が多かったが、この子たちには物乞いする自由はあった。北朝鮮ではどれだけ飢えていても、それすら許されずに殴られる”と語り、“1日も早く収容所を廃絶するために、皆さんの力をお借りしたいと思っています”と訴えた。

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No Fenceは総合いのち研究所主幹の小沢木理氏と元外務事務官(“極秘指令-金賢姫拘束の真相”著者)の砂川昌順氏が共同代浮?アめ、元北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会名誉代表の小川晴久氏が副代浮?アめる。

今後、世界で同趣旨の活動をしている組織と協力して、北朝鮮の強制収容所の実態を広く伝え、資料を収集する活動を展開する予定。

No Fenceの発足記念発負?ヘ、Net Live(www.netlive.ne.jp)のホームページでご覧になれます。