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北朝鮮の最高層ビルである平壌の柳京ホテルが、世界史上最悪の建物に選定された。

アメリカの男性専用ファッション雑誌である’エスクァイア’が28日(現地時間)、最新号のデザインセクションで、‘人類史上最悪の建物(The Worst Building in the History of Mankind)という題目で平壌の柳京ホテルの記事を載せた。

雑誌は平壌にある105階建てのこの建物を、”身の毛がよだつように薄気味悪く、醜い建物”と表現し、写真を添えて酷評する記事を載せた。また、”世界で22番目に高い建物”と紹介して、”20年間空いており、今後もその状態だろう”と皮肉った。

雑誌は”共産主義の基準から見ても、3000の客室のこのホテルは、ぞっとするほど醜く、328フィート(約100m)の高さのコンクリートの建物で、険しいピラミッドを連想させる”と説明した。

更に、”75度の角度でそびえる1083フィート(約330m)の高さは、’非運のホテル’でデザイン面で最悪であるだけでなく、建築物としても最悪”と述べ、”傾いている北朝鮮のシンデレラ城”と評した。

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雑誌はまた、”このホテルは’幽霊のホテル’または、’幽霊のピラミッド’と呼ばれている”と述べ、”1987年に白頭山の建設エンジニアが初めてシャベルを入れて以来、北朝鮮の国内総生産(GDP)の2%を投入したが、未だに未完成であり、何も無い空間が残っている”と付け加えた。

北朝鮮政府は”世界で一番高いホテルを建設して、89年の第13回平壌青年学生祝典をやりとげよう”というスローガンの下、87年8月に工事に着工した。工事が始まった時、北朝鮮政府は“生まれたばかりの赤ん坊がホテルの各部屋で1日ずつ寝ても、27歳になったら出て来ることになる”と宣伝した。

だが、工事費の問題で着工3年後の90年に工事が中断したまま、およそ20年間推進もできず、解体もできない‘化け物’になり、平壌市の真ん中ににょきっとそびえている。