韓国政府は1日、北朝鮮が朴槿恵大統領の「ドレスデン対北提案」に対し、住民まで動員し非難したことと関連し「北朝鮮は昨日(31日)、我が国家元帥の外交活動に対し、ならず者も口に出すのを憚る表現を使用するという非常識的な形態を繰り返し見せている」と強く批判した。
韓国政府は同日発表した「北ドレスデン演説非難関連の立場」を通し、「北朝鮮は沈思熟考して慎重に言行すべき」とし、上記のように述べた。
さらに「北朝鮮は自らのいわゆる『最高尊厳』に対する誹謗・中傷の中断を主張しつつ、我が国家元帥を低劣に誹謗することで、北朝鮮がどれほどに二律背反なのかを表している」と指摘。そのうえで「朝鮮半島の平和と南北関係の進展に向けた我々の誠意ある提案を歪曲し非難している」と述べ、南北関係が建設的な方向に進めるよう協調することを訴えた。
また「(北朝鮮はまた)核実験を云々し海上で露骨に武力挑発を敢行している。北朝鮮のこうした形態は南北関係改善を言及した彼らのいわゆる『重大提案』が虚言ではなかったのかと疑わしい。北朝鮮はこのような方式では何も得られるものはなく、国際的孤立のみをさらに深めるだけということを認識しなければならない」と指摘したうえで、「北朝鮮は世界各国から真の朝鮮半島平和統一のためのロードマップを提示したと評価される『ドレスデン統一国z』の意味を吟味し、建設的に対応するよう願う」と強調した。
一方、北朝鮮は先月31日、朝鮮中央通信を通し、住民らのインタビュー内容を引用する形で、朴大統領は「田舎の女」「母親も教養もなく育った」「嫁にも行かず子供も産めなかったくせに」などの露骨な表現を使って非難した。