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韓国軍は北朝鮮軍の士気を弱めると同時に、住民の意識変化を促すための対北朝鮮心理戦活動を大幅に強化することにした。

16日、軍当局が国会国防委員会に提出した国政監査資料によれば、軍は来年以降、北朝鮮全域にラジオ-TV電波を同時に送出可能な次世代機動中継装備と、北朝鮮へのビラをより正確に飛ばすことができるK-9自走砲用新型ビラ弾の開発に着手する計画。

こうした動きは、現在韓国軍が保有している機動中継装備がFM電波を利用したラジオ放送のみ可能であり、AM電波とTV電波は送出できないという認識が発端となった。このほか、軍がこれまでビラ散布のために使用していた155mm牽引砲用ビラ弾(射程距離30km)は後方地域には弱いという指摘も反映された。

また、韓国と米国は北朝鮮軍の士気を弱めるため、来年から対北朝鮮心理戦合同訓練を強化することにした。これに向け両国は、「キーリゾルブ」「ドクスリ訓練」「ウルチフリーダムガーディアン」などの米韓合同訓練に米軍側の関連装備と専門要員の参加を積極的に推進していると伝えられる。

韓国国内の民間対北ラジオである自由朝鮮放送のイ・グァンベク代表はデイリーNKに「北朝鮮を相手に多様で大量の情報を流入させることができる今回の措置を歓迎する。こうした放送は住民への情報流入に敏感な反応を見せている北朝鮮体制に、ひとつの大きな脅威となるだろう。北朝鮮住民としては韓国政府が進行する対北心理戦放送に拒否反応を見せるかもしれない。対北ラジオ民間放送が北朝鮮住民により身近に接近できるという点で、政府はこれを積極的に支援する方案を検討する必要がある」と話した。

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一部では軍次元の対北心理戦に対する具体的な内容が公開されるのは問題があるとの指摘も出ている。ある北朝鮮専門家は「対北心理戦は非公開を原則に実施されるべき。具体的な内容が公開されたのは問題がある。北朝鮮の韓国への挑発や非難の口実を提供することになりかねない」と指摘した。