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韓国と北朝鮮が開城工団再稼動に向け協議を続けている中で、工団再稼動に対する北側従業員の期待感が高まっているという。しかし開城地域に住む従業員とは異なり、当局の指示で地元に戻った従業員は「半信半疑」だと消息筋が伝えてきた。

平壌の消息筋は10日、デイリーNKとの通話で「以前、当局が開城工団で勤務していた従業員に『再び働けるようになるから準備せよ』と通告していた。南北が開城工団関連の協議を行っているが、幹部らは直ぐに再稼動されると話している。工団が中断され地方出身の従業員らは地元に戻されたが、再稼動されるとの情報を聞き『再び生計の術が確保できた』と話している。(当局から)定期的な配給を期待できない状況で、従業員は工団出勤による月給とチョコパイなどの間食などを期待している」と話した。

しかし消息筋は「一部の従業員の間では依然として『期待させておいてまた中断させるのでは』『気まぐれな(当局を)信じられない』などという声も出ている。実際に稼動されるかどうかは様子を見なければとの反応も見られる」と話した。

北朝鮮当局は開城工団の拡張により労働需要が増加するや、開城地域の住民だけでなく平壌とその他地域から労働者を選抜してきた。同過程で開城工団の安定的な月給と処遇に関する情報が北朝鮮全域に広まり、工団従業員を希望する住民が急増した。なかでも該当幹部らは今回の開城工団再稼動を通知し、露骨に賄賂を要求しているという。

消息筋は「当局は工団再出勤通知に対し『もう一度呼んでやる。ありがたく思え』と言って賄賂を露骨に要求している。工団従業員になる際に親戚から借金をして賄賂を渡した従業員は、今回は『金まで投資するほどのことか』と不満気だ。熟練した『技剥H』を再び育成するのは困難と認識し、解雇した従業員を仕方なく再就職させている。従業員たちは呼ばれれば出勤するが幹部に賄賂を渡してまでは出勤しないと話している」と話した。

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北朝鮮当局は工団に再出勤することになる従来の従業員を対象に「注意事項」に関する内部講演を実施しているという。そこでは工団閉鎖は「南朝鮮の責任」とし、工団再稼動は「元帥様(金正恩氏)の慈悲」と宣伝していると消息筋は伝えた。