北朝鮮外務省の報道官は2日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、カンボジアとタイの武力衝突が停戦に至ったことについてコメントし、「東南アジア地域諸国が互いに意見の相違を減らし、政治的信頼を厚くし、二国間協力を増進させることで、地域の強固な平和と安定を実現することを期待する」と述べた。
同通信の報道全文は次のとおり。
外務省代弁人の回答
【平壌8月2日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンは、最近、カンボジアとタイが国境紛争地域で停戦することで合意したことを受けて2日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
7月28日、カンボジアとタイの両国指導者はマレーシアで直接会談し、5日間持続した武力衝突を終えることで合意した。
わが国は、地域問題を対話と外交を通じて平和的に解決しようとする両当事国とASEANの平和愛好的な努力によって、カンボジアとタイが停戦合意にこぎつけたことに留意する。
わが国は、東南アジア地域諸国が互いに意見の相違を減らし、政治的信頼を厚くし、二国間協力を増進させることで、地域の強固な平和と安定を実現することを期待する。---
