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金正恩一家は軍事力に頼って首領独裁体制を維持してきた。国際社会は制裁を拡大・強化してきたが、核兵器及びその運搬手段であるミサイルの性伯?繧ニ多量保有に専念してきた理由である。

北朝鮮は核保有国としての地位獲得を金正日の功績として宣伝している。若くて経験が浅い金正恩が核保有国としての地位を「遺訓」とし、突破口を整えるためには核兵器に執着するしかない。

父親の影響力を背に権力基盤を固めてきた金正恩は、金正日の功績を越える手段が必要だ。金正日の最大功績とされる長距離ミサイルと核兵器の性狽?ナ短期間で高め「核戦略」を完成させた暁には、金正恩最大の功績として宣伝されるだろう。

ある北朝鮮専門家は「濃縮ウランプログラムを通した核兵器の大量生産、大陸間弾道ミサイル実験を通した運搬手段の確保によって、米国本土を射程距離におさめるという北朝鮮の核戦略が完成する」と話した。

結局、核兵器の軽量化と大量保有、米国本土を脅かす大陸間弾道ミサイル(ICBM)の確保こそが、金正恩体制の生き残りをかけた最終目標に他ならない。北朝鮮が22日、国連安保理の制裁決議案に対抗し「非核化放棄」を宣言したのもシナリオ通りの反応と指摘される。

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実際、北朝鮮は24日、国防委員会の声明を通して「我々が今後も発射していく長距離ロケットも、我々が進行する高レベルの核実験もすべて米国を狙ったものだ」と話した。

権力継承を完了させた後、党と軍の主要人事を大々的に交代させ権力基盤を確保した金正恩は、今年の目標を「経済強国建設」とした。しかし強化・拡大された対北制裁により、経済支援を期待できなくなり核を通した威嚇に出たものと思われる。

特に、食糧難、電力難、統治資金難を解決するためには、韓国と中国に頼るしかない。しかし今回の決議案により直接的な支援は不可能となった。よって軍事力を媒介に、再度脅迫を加え交渉力を高め交渉力を高めようとしていると読み取れる。

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北朝鮮が「米国をはじめとする不純勢力の敵対視政策を破壊し、自主権守護に向け対決に立ち向かう」とし、核とミサイルの開発の根拠を主張しているが、実情は経済支援獲得と唯一支配体制維持が狙いである。

北朝鮮専門家は「金正恩政権を維持するためにはドル、食料の不足分、エネルギーを補う必要がある。軍事的緊張を高めることで交渉に乗り出すだろう。『戦争か、支援か』と中国と韓国を圧迫すると思われる」と展望した。