太平洋戦争下での米軍による東京大空襲から80年となった9日、北朝鮮の「朝鮮人強制連行被害者・遺族協会」は談話を発表し、日本政府は空襲での「朝鮮人犠牲者の身元の確認さえ関心を払わず、強制連行事実自体を歴史の闇に葬ろうとやっきになってきた」と非難した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、日本の民間団体の資料に基づき、空襲における朝鮮人の被害は「戦災民は4万1300人であり、そのうち死者は1万人をはるかに超える」と指摘。「愛する父母妻子が待つ故郷の山河に白骨になっても帰られず、なじみのない他国で無縁仏になってしまった朝鮮人犠牲者の悲惨な運命は全的に、日帝の朝鮮占領と植民地支配に起因し、強制拉致犯罪の直接的所産である」と断じた。
さらに、「戦犯国の日本は、朝鮮人犠牲者の遺骨が80年間放置されている実状を全面的に調査して真相を公開すると同時に、罪のない人々を死へ駆り出した希世の罪悪に対して被害者と遺族に徹底的に謝罪し、賠償するのが当然」であると主張した。