北朝鮮外務省の報道官は5日、シリア内戦で過激派の反政府勢力が攻勢を強めていることについて朝鮮中央通信の質問に答え、シリア政府への全面的な支持を明らかにした。
北朝鮮とシリアのアサド政権は、長らく友好関係にある。
報道官は、「今回の事態は徹頭徹尾、シリアの合法的な政府を『悪魔化』し、シリアに不安と恐怖をもたらすとともに、ガザ地区とレバノンでの集団大虐殺シナリオをシリアで再現することで中東地域の情勢を引き続き破局的な状況へ追い込もうとする敵対勢力の卑劣な陰謀策動の所産である」と主張。
さらに、「シリアで強行されているテロリストの無謀な軍事的妄動とそれを黙認、助長している背後勢力の不純な企図」に言及。アサド政権を敵視し、シリアを軍事支援するロシアとも国連安全保障理事会で対立する米国を、言外に非難した。