金正淑の生誕90周年を迎え、金キョンヒが会寧を訪問するといううわさが流れたが、中央党の高位幹部だけが記念式に参加したことが確認された。
咸鏡北道会寧は金正日総書記の生母である金正淑の故郷で、金正日総書記が母親の誕生日を記念して会寧を訪問するといううわさが今年初めからあった。だが、記念行事が近付き、金正日総書記の代わりに妹の金キョンヒが会寧を訪問するといううわさが出た。
会寧の消息筋は23日、記者との通話で“金正淑の誕生日を記念する行事は18~20日に会寧で開かれ、20日以後は平壌で開かれていると聞いている”と述べ、“来るといううわさが広まったが、金キョンヒは来なかった”と明らかにした。
この消息筋はまた、“21日からは節日(金正淑の誕生日)を迎え、配給を与え始めた”と言い、“配給の品目は白米とトウモロコシ、麺、油などだった”と言った。更に、“23日にも節日の供給があった。お酒やガム、ジュース、靴下、コチュジャン、お菓子、せっけんが配られた”と付け加えた。
金正淑の生誕90周年を迎え、会寧には平壌の高位幹部がぞくぞくと訪れている。朝鮮民主女性同盟(女性同盟)のパク・ス二委員長とイム・キョンスク商業省副相など、北朝鮮の代表的な女性幹部が会寧を訪問して、金正淑の生誕90周年記念式に参加した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、記念行事の消息が北朝鮮のメディアを通じて伝わっている。
朝鮮中央テレビは20日、金正淑の誕生日を控えて故郷である会寧で党や軍の決意大会が行われたと21日報道した。
会場には‘抗日の女性英雄であるお母様、金正淑様に最大の敬意をはらいます’、‘偉大なる金正淑同志の革命の生涯と闘争の業績が永遠不滅であれ!’ などのスローガンが建てられており、金日成と金正日をほめたたえるスローガンが書かれた大型の気球が上がっていたと放送は伝えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面この日、会寧では人民軍の協奏団の総合公演が開かれ、19日には各地域の青年同盟の中央委員会の関係者と青少年など3千人が参加し、‘全国青少年・学生の詩と歌の会’が開かれた。
これに先立ち、12日には平壌国際文化会館で金正淑の生誕90周年を記念する全国風景画、工芸品展覧会が開かれ、18日には北朝鮮の朝鮮美術博物館で中央美術展示会が開幕するなど、多様な行事が開催された。