北朝鮮外務省は22日、国連で同国の人権侵害を非難する決議が採択されたことを受けて報道官談話を発表し、「国家の尊厳と自主権を侵害する重大な政治的挑発」だと反発した。朝鮮中央通信が伝えた。
国連総会の人権問題などを議論する第3委員会は20日、ヨーロッパ連合(EU)が提出した北朝鮮による人権侵害を非難する決議案を無投票で採択した。同趣旨の決議案の採択は、20年連続。
談話は「国家間の和解と団結を図ることを本然の使命とする国連が、米国の強権と専横によって主権国家の尊厳を踏みにじり、自主権を抹殺するための対決道具として盗用されている」などと述べた。