北朝鮮国防省は29日、米国がウクライナに最大射程300キロの地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」をここ数週間で供与したことが明らかになったことを受けて談話を発表し、「紛争の拡大をあおる平和破壊者」だと非難した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国は当初、ロシア領土を直接攻撃できるATACMSを供与しない姿勢を示していたが、ウクライナ軍の苦戦を受けて方針を転換した。
軍事対外事業局長名で出された談話はこの点に言及しながら「米国が提供する長距離ミサイルは、戦場の形成を絶対に変えることができず、ゼレンスキーかいらい一味の無謀な対決狂気だけを育むことになる」と主張した。