北朝鮮が来月ソウルで開催される核安全保障サミットを重大な挑発と規定し、「傍観しない」と脅迫した。

北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会、朝鮮反核平和委員会、朝鮮平和擁護全国民族委員会は22日、合同声明で「米国の核前進基地であり、世界最大の核火薬庫である南朝鮮で原子力の安全性の問題を議論するということ自体が驚愕だ」と主張したと、朝鮮中央通信が伝えた。

また「米国と傀儡一味は、南朝鮮で1つの核戦争を行なっても残る程に膨大な最新核戦争装備を動員し、キーリゾルブ、フォール・イーグル等の軍事演習を強行しようとしている。北侵核戦争の火遊びが行われ、火薬の匂いが濃厚に漂う中で、その原子力の安全性をどうたらこうたら言う事こそ、内外世論の愚弄であり冒涜だ」と力説した。

「朝鮮半島の平和と安全を願う全民族と、世界平和を愛する人民の念願に反するもう一つの容認できない犯罪行為であり、我が共和国に対する我慢できない厳重な挑発であると烙印し、峻烈に糾弾する」と付け加えた。

声明では、核安全保障サミットに対して「民心の耳目をそらし、次の選挙での惨敗を免れようとする愚かな駆け引き。決して手をこまねいているだけではなく、無敵必勝の先軍の威力で平和を乱す者、破壊者の反共和国核騒動を断固と粉砕していく 」と述べた。。