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1987年の大韓航空機爆破事件の爆破犯の金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏の家族が、爆破事件以後に、平壌から咸鏡北道・清津に強制移住させられ、現在も厳しい監視を受けている事がわかった。

咸鏡北道清津で金氏の家族と親しい仲だったという脱北者チェ・ヒョンソン(仮名)さんは28日、「金氏の弟と母は、1988年に平壌から咸鏡北道清津市チョンアム区域の駅前の古いマンションに強制移住させられ、苦しい生活を強いられている」と述べた。

北朝鮮は現在まで、爆破事件への関与を否定している。北朝鮮は金氏が北の工作員であることを認める記者会見を開いた後、家族を外部と断絶させるために、清津に強制移住させたと考えられる。清津への移住によって、全ての生活基盤を失ったという。

一方、韓国では金氏が転向した後、家族が収容所に収監されたという推測があった。しかし、脱北者を介して、金氏の家族の消息が確認された。同氏の家族の近況が外部に知られたのは、今回が初めてだ。

チェさんの証言によると、金氏の父親は3年前に病気で他界し、母親は高齢の為に外出が出来ないという。姉も死亡しているが、弟は工場に勤めながら母を支えているという。

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金氏の父親はKAL機爆破当時、アンゴラ駐在の北朝鮮の貿易代封能の水産代浮セった。しかし、金氏が党連絡所の工作員に選抜された後から、心労が重なり床に伏したという。

北朝鮮の外務省は労働新聞を通じて、爆破犯が北朝鮮の工作員だという主張に反論する声明を発表している。声明には「金星中学校卒業生の中で金日成に花束を贈呈した学生はいない」という一文が含まれていたが、これを読んだ金氏の知人らは直感的に「金賢姫がこの事件と関連がある」と察知したという。

キム氏は証言を通じて「私は北朝鮮の党連絡所の工作員で、金星中学校在学当時に金日成に花束を贈呈した学生」と明らかにしている。キム氏の周辺では、北朝鮮当局が嘘をついている点から、爆破事件が北朝鮮の仕業であると推測したという。

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爆破事件直後、中央党の指導員によるキム氏の家族への監視と統制が厳しくなった。キム氏を担当した指導員が家を訪れ、キム氏の写真を持ち去ったという。その後、キム氏と関連する一切の言及を控える様に強要されたという。

当時、海外から緊急招集されたキム氏の父親も、家族に「どんな状況が来ても、絶対に意見を口にしてはならない」と述べた、とチェさんは伝えた。

その後、この家族は平壌市西城区域のマンションに強制移住を強いられた後、再び、清津市に移住させられた。

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チェさんは、キム氏の弟が大学を中退し、職業の選択の自由も奪われたとい伝えた。しかし、外国語大学を通っていた学歴と粘り強い努力によって、貿易機関の労働者となり、その後は指導員にまで昇進したと述べた。

しかし、その後、業務中に発生した問題によって労働者に左遷され、夫人が市場で商売をして生活を支えているという。

一方、本紙は家族消息と関連して金賢姫氏に数回に渡って連絡を試みたが、連絡がつかなかった。