中国共産党の中央党学校のチョ・ホギル教授が、 “現北朝鮮の先軍政治は、朝鮮半島の平和体制の構築に最大の障害要因”と述べ、“北朝鮮の脱イデオロギーが行われなければ、南北間の文化交流は困難”と指摘した。
チョ教授は4日、ソウルの慶南大極東問題研究所の統一館で開かれた’韓国の文化コンテンツの開発と世界の文化交流’というセミナーでこのように主張し、”中国-台湾の文化交流が拡大することができた理由は、‘市場経済’が両国の間に基本的な価値を共有することができる土台が用意されたから”と語った。
慶南大極東問題研究所のノ・グィナム客員研究委員は、“国際情勢が核問題の解決とともに融和的に行われていることに注目しなければならない”と言いながらも、”金正日政権が変わらない限り、先軍イデオロギーは持続する可能性が高い”と語った。
ノ研究委員はまた、”今は南北経協に比べて文化分野の交流は副次的な立地に置かれている”と述べ、”南南葛藤が南北間の文化交流の進展にとって大きな障害物として作用しているため、南南葛藤の克服と、北朝鮮社会の理解が文化交流進展の優先課題”と主張した。
慶南大極東問題研究所のユン・テギュ所長は、“朝鮮半島の特殊性は、今後の文化コンテンツで重要な素材になるだろう”と言い、“分断を素材にした映画、演劇などは経済成長にも大きく役に立つだろう”と語った。