青瓦台のペク・ジョンチョン安保室長がコンドリーサ・ライス米国務長官に会い、朝鮮半島の終戦宣言問題と関連し、核廃棄の段階で推進することに合意したと明らかにした。
ペク室長は3日午前ワシントンに到着し、国務省庁舍で行ったライス長官との会談で、”北朝鮮の核問題及び米朝関係の正常化など全般的な問題を議論し、朝鮮半島の平和体制問題も自然に取り上げられた”と明らかにした。
更に、”終戦宣言の問題は北朝鮮の核の不能化がきちんと解決され、核廃棄の段階で、適切かつ必要な時点で議論するというのが韓国政府の立場で、ライス長官もこれに対して意見を共にした”と説明した。
これに先立ち南北は首脳会談で、’3者または4者の首脳が、朝鮮半島地域で会って終戦を宣言する問題を推進’することに合意している。
だが、ペク室長がライス長官に会い、終戦宣言の推進の時期を、北朝鮮による核不能化以後の核廃棄の段階で推進することに合意したことにより、事実上、現政府での終戦宣言の可能性は低まった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面キム・ヤンゴン北朝鮮統一宣伝部長のソウル訪問については、”アメリカに具体的なメッセージを伝えなかった”と言いながらも、”この間、韓国政府が全般的に接触した内容のうち、アメリカと係わる問題を伝達した”と言い、事実上北朝鮮の対米メッセージが伝達されたことを示唆した。
ペク室長はこの日、ライス長官とホワイトハウスのスチーブン・ハドレー国家安保補佐官に相次いで会い、韓米関係全般と北朝鮮の核問題、米朝関係の正常化など、当面の懸案を幅広く協議した。
一方、デービッド・ストロブ元米国務省韓国課長は、ペク・ジョンチョン室長がキム・ヤンゴン統一宣伝部長の訪韓直後にワシントンを訪問したことは理解できないと3日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)で明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ストロブ氏は”終戦宣言に対する韓国政府の立場は理解することができない”と述べ、”アメリカが韓国に協調するように、韓国もアメリカとの協力を通じて相互理解を深める必要がある”と指摘した。