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北朝鮮外務省の金先敬(キム・ソンギョン)国際機構担当次官は1日、米韓が「われわれを刺激する戦争演習騒動に引き続き執着している」と非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮は5月31日、軍事偵察衛星を発射した。当時、済州(チェジュ)島沖の公海上では、日豪を含む大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)加盟国による海上遮断訓練が行われていた。

談話は、「南朝鮮とウクライナをはじめ複数の地域に生化学兵器実験室を設けて、全世界に大量破壊兵器をはばかることなく拡散している米国が、『拡散防止』をうんぬんすることこそ、盗人猛々しい行為の極みである」と非難した。

また、「米国と南朝鮮のかいらい軍部が、今回の訓練が『防御的』で単なる『拡散防止』を目的にしていると強弁を張っているが、訓練に動員される武力の規模や装備の性能を見れば、朝鮮半島地域で日本、南朝鮮のかいらいとの海上作戦能力を強化し、有事の際に特定の国家に対する全面的な禁輸措置と先制攻撃準備を完備するための極めて危険な軍事演習であることはあまりにも明白である」と主張した。

そのうえで、「もし、米国とその追随勢力がわが国家を相手にいかなる敵対的な封鎖行為を企図したり、われわれの神聖な主権を少しでも侵害したりしようとするなら、共和国武力はわれわれに対する宣戦布告として受け入れるであろう」としながら、米国に対して「朝鮮半島地域情勢を不安定にする敵対行為を直ちに中断すべきである」と強調した。