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[国連 17日 ロイター] – 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は17日、北朝鮮による人権侵害を討議する国連安全保障理事会の非公式会合のもようのインターネット配信を中国が阻止し、北朝鮮の残虐行為を世界から隠そうとしていると非難した。

北朝鮮の人権問題について討議する非公式会合は米国とアルバニアが共同で主催したが、中国とロシアは人権問題は国際的な平和と安全の維持を任務に掲げる安保理でなく、国連人権理事会や国連総会などで扱うべきと主張している。

こうした会合のもようのインターネット配信は15カ国の理事国全ての同意が必要で、外交筋によると配信が阻止されるのは極めてまれ。

トーマスグリーンフィールド大使は「一部の理事国は(北朝鮮)体制を守ることを望んでいる」と述べ、暗に中国とロシアを批判。北朝鮮の核・弾道ミサイル計画は「人権侵害と表裏一体」だとし、「大量破壊兵器の追求は常に人権や人道的ニーズよりも優先されている」と述べた。

北朝鮮はこの会合に参加しなかった。北朝鮮の国連代表部からコメントは得られていない。