北京で15日に開かれる米朝接触が、3次高官級会談開催に繋がるかに関心が集まっている。ヌーランド米国務省報道官は14日(現地時間)、キング米対北人権特使と北朝鮮の李根(リ・グン)外務省北米局長が接触すると述べた。
ヌーランド報道官は今回の接触について「北朝鮮への栄養物資支援する問題であり、これまで進めてきた協議の一環」とし、食糧支援問題が話し合われる予定と明らかにした。
現在、北朝鮮は大規模なコメ支援を希望しているが、米国は転用の可能性を憂慮し、幼児用のビスケットや粉ミルクなどの栄養物資支援を提供するという立場である。また、一括的な支援ではなく、段階的な支援と転用のモニタリング要員が派遣されるべきだと主張している。
この問題において、北朝鮮が米国の厳しい条件を受け入れるかどうかが注目されている。しかし、これまでにニューヨークチャンネルを通じて議論を行なっており、北京協議に応じたこと自体が要求を受け入れる方向だとの観測が出ている。
米朝の人道支援の合意が、3次米朝対話に発展するかも注目すべきだ。米政府は人道支援と政治問題は別である、との立場を繰り返し明らかにしているが、今回の支援は北朝鮮を対話のテーブルに呼び出すための餌であると考えられる。人道支援協議がうまくいく場合、米朝3次対話に発展するという評価が支配的である。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一部では、3次対話が早ければ来週中にジュネーブや東南アジア諸国、北京などで行われる可能性を提起している。最大のキーポインとは、米韓が要求している非核化の事前措置の核心であるウラン濃縮プログラム(UEP)の中断の受け入れである。
デービス米国務省対北政策特別代表は、過去2回の米朝対話をは「探査」的な性格と評価し、3次対話の性格を「目的の真正性(seriousness of purpose)の確認」と規定している。