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クリントン米国務長官がミャンマーを訪問し、米国との関係改善のための条件として、北朝鮮との軍事的関係の断絶を要求したことが2日、伝えられた。これに伴い、これまで継続されてきた北との緊密な軍事協力関係の存続に関心が集まっている。

クリントン長官は首都ネピドでテイン・セイン大統領やワナ・マウン・ルウィン外相との会談後の記者会見で、「米国との関係改善は、核拡散防止という国際社会の合意を遵守する事が必要だ。ミャンマー政府が国連安全保障理事会決議1718号と1874号を尊重し、北朝鮮との違法な関係を断絶するだろうと考えている」と話した。

テイン・セイン大統領に向け、米国との関係改善のための最優先的な要求事項として、このような条件を提示したという。

米国務省当局者は現地で「クリントン長官は5つの分野での懸念を明らかにし、この分野での進展がなされる場合、関係改善のための追加措置を講じることができるという立場を明確にした。5つ懸念事項の一つは、北朝鮮との軍事協力、核の懸念だ」と明らかにした。

このような要求にテイン・セイン大統領は、明確な回答を行なっていない。しかし、ミャンマー政府は北朝鮮と平和的で友愛な外交関係を希望するという立場だけを明らかにしているが、これと同時に国連安保理決議を尊重するという立場も強調したと伝えられた。

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国務高官は、クリントン長官が伝えた残りの懸念事項は、▲全ての政党の選挙参加などの政治改革▲少数民族への人権弾圧中止▲政治犯の釈放▲集会結社の自由、言論の自由など、法治主義の改革などを指摘したと伝えた。

これと共に「ミャンマー政府が、これらの分野で着実に改革措置を取ることを希望している。米国は、懸念が早々に解消されるほど、関係正常化に向けより迅速に動くだろう」と付け加えた。

一方、ミャンマーは、1983年の北朝鮮の「ラングーン事件」以降、外交関係を断絶したが2007年に復元した。しかし、関係改善以前から、北朝鮮との軍事的な密会を重ねてきた。既に2度の核実験を断行した北朝鮮が、ミャンマーに核技術を移転を行ったとの疑惑も提起されている。ミャンマーに見返りとして食糧を提供したと言われている。

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ミャンマーが米国の圧力によって北朝鮮との関係を清算する場合、北朝鮮としては主要な武器輸出ルートを失うと同時に、外交的な足場を一つ失うことになる。