米国カリフォルニアを活動拠点としている北朝鮮人権NGO「リンク(Liberty in North Korea、LiNK)」は、北朝鮮の人権問題を米国内に広く知らせることを第一の活動目標としている。
韓国を訪問中のリンクのソン・ハナ代表は4日、デイリーNK事務所で行われたインタビューで「リンクは様々な機関と協力して、北朝鮮の人権問題の重要性を世界に知らせるつもりだ」と述べた。
リンクは、2004年に米国の韓国人大学生を中心に自発的に作られた北朝鮮人権NGO。
ャ淘纒は「北朝鮮の人権侵害の深刻性は、メディアを通じて報道されている。また、この10年間で増加した韓国に入国する脱北者も、私たちに多くの事を伝えている」と話した。
「韓国で北朝鮮の人権問題を扱う際には、人権と政治的な側面を連携しており、米国では依然として北を悪の枢軸や安保脅威と関連して見ており、(人権問題において)これら以上の認識を持つことに限界がある」と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面しかし「我々は、北朝鮮の政治ではなく、北朝鮮の人々に重点を置いている」と話した。
「北朝鮮の人権問題はもっと広く知られなければならない。米国に住む韓国人同胞に限らず、他の人種にもこの問題の深刻性を知らせるために力を入れなければならない」と強調した。
続いて「既に、米国では人々の認識が大きく変わりつつあり、各メディアも、政治的な面から人道主義的な面へと焦点が変わりつつある。韓国が分断された国だという事を知らないアメリカの大学生や一般人の間でも、北朝鮮に対する関心度はますます高まっている」と評価した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面リンクは、北朝鮮の人権問題を知らせるキャンペーン活動にとどまらず、脱北者の生活改善を目的として、東南アジアに緊急キャンプを作り、隠れ場所を用意していると、同代表は説明した。
「脱北者が定着する場所がアメリカであれ韓国であれ、彼らが新しい基盤を見つけるまでの憩いの場を提供している」と話した。
引き続き「私たちは脱北者と多くの対話をしながら、複数の選択肢を提供している。特定の国に行った際のメリットとデメリットを事前に説明している」と付け加えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また「中国では、我々のパートナーと共に子供達の避難所作りに集中している。我々は、子供を保護し、生きて行く事が出来る環境を作っている。子供の教育や移動費を負担するなどの保護に注力している」と述べた。