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李明博大統領とロシアのメドベージェフ大統領は2日(現地時間)、南北露ガス管事業の実現に向けて緊密に協力する事で合意した。

また、両首脳は北朝鮮の核問題で、包括的かつ根本的な解決が重要だという認識を共有し、6カ国協議再開の条件づくりに向け多角的な努力を行う事にした。

両首脳はサンクトペテルブルクのグランドヨーロッパホテルで行われた首脳会談でこのように合意したと、大統領府のパク・ジョンハ報道官が伝えた。

両首脳は、北朝鮮を経由したガス管事業は、南北露の3カ国に経済的利益をもたらすという事で一致した。

しかし、李大統領は「北朝鮮の2回の挑発によって、北を通過するガス管の安全性に不安が多いのも事実。核問題などの北朝鮮問題解決におけるロシア側の努力を期待する」と明らかにした。

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これに続いて、両首脳はガス管の安全問題などが解決された以降、ロシア極東地域の余剰電力を北朝鮮を経由して韓国に供給する事業も検討を行う事にした。

韓国政府当局は、今回の首脳間のガス管事業の合意水準について「首脳レベルでの政治的意志・原則を再確認したもの」と評価した。

政府当局者は「2015年から2017年の間にガス供給が開始されるとの観測もあるが、現在は大幅に遅れて開始される可能性が大きい。特に、全体的な朝鮮半島情勢が好転し、当事国間の信頼構築が先行されなければならないようだ」と説明した。

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一方、この前日には、ガス供給を推進しているロシア国営のガスプロム社のドゥビック法務室室長は、9月の露韓対話(KRD)フォーラムで、ガスプロム社と韓国ガス公社が合意した署名書を紹介し、両国が2013年工事に着手し、2017年1月からガス供給を開始するという内容のロードマップを合意したと明らかにした。

しかし、今回の首脳会談は原則的な合意に留まっており、今後の事業推進に拍車がかかる事はないと予想される。