人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

ソウル大のユン・ヨングァン教授(写真)は、朝鮮半島統一周辺の4強(日・米・中・露)を説得するためには、統一韓国がオランダのような平和追求型通商国家を志向していることを認識させなければならないと主張した。

ユン教授は5日、(社)韓国外交協会が主催した統一外交関連の主題発表で、朝鮮半島周辺4ヶ国の協力を引き出すためには、オランダモデルが必要だと繰り返し強調した。

同教授は、ドイツの統一過程で米国と西ドイツとの緊密な協力関係があったからこそ、ベルリンの壁崩壊後の微妙な国際情勢で英国とフランスの反対の雰囲気を静める事が出来たとし、ソ連のゴルバチョフ政権も経済支援の見返りに北大西洋条約機香iNATO)への残留を承認したと説明した。

また「統一韓国が米国、日本と連合して中国を包囲する国になると中国が予測すれば、中国は統一に協力しない可能性が高いだろう」と述べた。

統一外交の方向と関連し、「米韓同盟を基本軸に活用して、両国間の緊密な協力で統一を推進すると同時に、中国との対話を通じて中国の懸念を解消し、統一への協力を引き出さなければならない」と明らかにした。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

特に、東アジアの通商拠点国家となる統一韓国が、各国にどのような特典を与えられるかを説明しなければならないと強調した。

米国には「北朝鮮の大量破壊兵器、人権、経済難問題などがなくなることで、統一韓国が自由民主主義市場経済体制の下で発展していく点を明らかにし、同盟国としての最大の協力を求めなければならない」と述べた。

また「我々が核保有国を目指すなら、周辺国は統一支援しないだろう」とし、核問題で明確な非核化の立場を見せなければならないと述べた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

中国に対しては、「脱北難民の中国への大規模な流入の可能性、東北3省の朝鮮族の民族主義感情の高まり、米軍の北朝鮮地域への進入など、中国が懸念する事項を十分に解消する事が出来るという事を説得しなければならない」と述べた。

「北朝鮮に投資が行われ経済が発展するなら、東北3省地域の経済発展に肯定的な相乗効果が期待できることを説得する必要があり、統一後に中国東北地域と朝鮮半島を鉄道で連結する事で、物流面で大きな発展がある事を伝えなければならな」と話した。

ロシアには、鉄道連結とガスパイプラインの接続によるシベリア開発と経済発展、日本には、北朝鮮経済再建への参加を通じた投資市場の開拓と大陸進出の通路の確保などを説得しなければならないと付け加えた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

この日、第2回『脱北者問題と国際社会の役割』というテーマで発浮?sったキム・ソクウ21世紀国家発展研究院長は、中国は人権意識の変化にもかかわらず、在中脱北者問題に対する人権意識の変化の速度が非常に遅いと指摘した。同院長は、これの改善に向け「中国のメンツに傷をつける」作戦が効果的だと主張した。

「この傷がが大きくなり臨界点に達すると、脱北者問題での立場の変化が進展するだろう」と述べた。

続いて「北朝鮮の改革開放の拒否、経済破綻、大量破壊兵器の開発と対南挑発など、異常な行動によって中国の負担が臨界点に近づいているが、脱北者問題がこれに加速を加えている。北の崩壊を回避する為に人権侵害を黙認することは、中国の道徳性に打撃を与える」と説明した。

同院長は、中国社会の水面下では朝鮮戦争参戦世代とその他の現実主義者が存在しており、彼らは『安保上の緩衝地帯の維持』という中国政府の伝統的立場に反対し、改革開放を拒否する北朝鮮は負担なだけとの声を高めていると紹介した。