北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は13日、キューバのフィデル・カストロ元議長の生誕95周年に際して、同氏を称賛する署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
キューバと北朝鮮は1960年に外交関係を樹立し、長年にわたり緊密な政治的・軍事的協力関係を築いており、フィデル氏は金日成主席と面談したこともある。
論説は、1953年のキューバ革命について、「中南米で起こった社会主義革命の初の勝利である」とし、「フィデル・カストロ・ルス同志は、数十年間にわたる敵対勢力の制裁と封鎖策動の中で国の自主権と尊厳を誉れ高く守り、絶え間ない社会的進歩を遂げるようにキューバ人民を賢明に導いて世紀的変革をもたらした」と称賛した。
また、「フィデル・カストロ・ルス同志がキューバ革命と世界の社会主義運動史に積み上げた貴い業績はキューバ人民はもちろん、わが人民と進歩的人類の心の中に深く刻み付けられている」と述べた。
そのうえで、「朝鮮人民は今後も、革命の旗印を高く掲げて社会主義偉業を前進させるための闘争で兄弟のキューバ人民といつも同じ塹壕に立っているであろうし、両国の友好・協力関係を発展させるために努力の限りを尽くすであろう」と強調した。