大統領選挙が近付く中、北朝鮮の反ハンナラ党宣伝がますます露骨になってきている。特に、イ・フェチャン前ハンナラ党総裁の出馬宣言以後、イ候補に対する非難攻撃も徐々に強化されている。
北朝鮮の週刊誌統一新報は11日、イ元総裁の大統領選挙出馬について、’変わらない権力野心’という題の論評で、イ元総裁の2回にわたる大統領選挙の失敗を指摘して、”仰天大笑する政治悲喜劇に違いない”と主張した。
新聞は特に、”南朝鮮の人民は、イ・フェチャンが5年前に’政界引退’をした時にも、それを真に受けなかった”と主張した。
北朝鮮の通信宣伝部所属の救国戦線は9日、’親米走狗、反北狂信者イ・フェチャンの出馬に関して’という文章で、イ元総裁の出馬はアメリカの大統領選挙の介入によるものだと主張した。
救国戦線は”アメリカは(李明博が)BBKなどで株価が下落することを憂慮し、卓越した反北狂信者であり、手垢がついた走狗イ・フェチャンを選択したようだ”と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面更に、”親米事大売国集団、不正腐敗の汚物場であるハンナラ党を破滅させるための反米、反ハンナラ党闘争を一層強化して、統一進歩民主勢力の総結集で、今回の大統領選挙で必ず民族の統一と繁栄のための確固とした進路を開かなければならないだろう”と主張した。
平壌新聞も8日の3面に、‘政治XXのつまらない夢’という題の記事を載せ、イ・フェチャン元ハンナラ党総裁の大統領選挙の出馬を批判している。
こうした北朝鮮の反イ・フェチャン宣伝は、李明博候補の対北接近よりも強腰な態度を見せている、イ元総裁が出馬宣言以後も20%を越える支持率を維持し、北側が危機意識を表しているという指摘が出ている。今年の新年の辞で強調した’反保守大連合’を通じた親北朝鮮候補の当選が一層困難になる可能性があるという憂慮だ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面イ元総裁の支持率が維持される場合、北朝鮮政府の反イ・フェチャン宣伝もしばらく続くように見える。
通信宣伝部所属でありながらも、韓国の自生的な共産主義組職だと主張する救国戦線は、イ元総裁に対する非難の他にも、ホームページの半分をハンナラ党の宣伝の場にしている。
北朝鮮の祖平統所属の’我が民族どうし’もこの日の論評で、’民族の汚物は一日も早く除去されなければならないという論評を載せ、ハンナラ党に対する非難を強めた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面‘我が民族どうし’は論評で、“ハンナラ党を含めた反動保守勢力が、再執権の野望を実現するために、最後のあがきをしている”と述べ、“南朝鮮でハンナラ党を含めた反動保守勢力の執権の野望を踏みつぶすことは、南朝鮮社会の進歩と改革、民主主義の発展はもちろん、民族の団合と全国統一、民族繁栄のために切実な問題である”と主張した。
更に、“ハンナラ党を動かす勢力は、既に清算されなければならない親米、親日派とその子孫たち、民族反逆者の残余勢力である。歴代ハンナラ党の総裁、代浮スちだけを見ても、民族の自主権と尊厳を売って、一身の富裕栄華を追求した汚い親日派の子孫たちで、米帝の主人にへつらうように仕えてきた、疎ましい親米分子”と主張した。