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韓国の気象庁は、3日から4日の深夜にかけて、北朝鮮の平安道(ピョンアンド)、黄海道(ファンヘド)、咸鏡道(ハムギョンド)で最高150mm以上の集中豪雨が降ると予想。北朝鮮では、すでに台風と集中豪雨による大きな被害をこうむっているが、さらに被害が拡大することが予想される。

同時に、水害に対する韓国政府の支援にも関心が集まっている。政府は昨年、大韓赤十字社を通じて米、セメントなどが含まれた100億ウォン相当の対北朝鮮水害支援をした。

統一部イ・ジョンジュ副報道担当者は3日、定例ブリーフィングで「政府は、北朝鮮が非被害状況と関連した一連の報道と全般的な気象状況を見守っている。今後も気象状況の分析や国際支援団体の評価などを総合的に見ながら必要な検討を継続していく」と明らかにした。

この分析は、先週のブリーフィングにおける「現在として北朝鮮の水害状況に対してそんなに深刻なほどの水害があると確認されていない」との発言と比べて、弱冠温度差があることから、統一部は水害の深刻性をある程度認識していると思われる。

統一部の集計によると、農耕地の被害(7.8万ha浸水)は、既に昨年のレベル(5.6万千ha浸水)を越えているが「住宅被害(数千世代)の規模は、昨年(2万1千余世代)より小さい水準」と見られている。

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韓国政府としては、水害支援を今後の南北関係に積極的に活用すると予想される。政府は、北朝鮮には誠意ある姿勢を要求してきたが、この間、軟化しているだけに今回の水害支援が『潤滑油』と役割を期待する向きもある。

水害支援に対して国際社会は前向きだ。国際赤十字(IFRC)は、58万ドル(約6億ウォン)の予算を配分した報告書を2日発表した。このような雰囲気からに韓国側の支援も時間の問題という見方もある。

一部では、韓国政府が李明博(イ・ミョンバク)大統領の『8・15祝辞』以前に水害支援を提案し、北朝鮮が李大統領の対北メッセージに肯定的に呼応する効果が期待されるとの見方も提起されている。

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※統一部と北朝鮮メディアが明らかにした被害状況

統一部(北朝鮮報道から)
・農耕地7万8千ha浸水
・数千世代住居破壊
・150個余り採炭長浸水および数叙徼の石炭が流失
・数百個工場、企業所、公共建物破壊
・浸水被害

1日の朝鮮中央通信による被害報道
・数署lの死亡者とケガ人
・行方不明者発生
・全国2千900余棟住居破壊(黄海南道約2,200棟)
・住民8千人余りが仮設住宅住まい

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