北朝鮮国営の朝鮮中央通信は14日、集団主義は「われわれの国風」とする記事を配信した。
朝鮮労働党機関紙・労働新聞も今月4日、集団主義を呼びかける論説を掲載した。集団主義を重ねて強調することで、団結と結集を呼びかけた形だ。
記事は、「わが国のどの職場、どの持ち場に行ってみても、『一人はみんなのために、みんなは一人のために!』というスローガンがある」と述べた。
また、「われわれの前世代、チョンリマ(千里馬)時代の人々が掲げた共産主義的スローガンが、今は新しい世代の心の中に生活として位置づけられ、誰もが労働革新者、美風先駆者に育っている」と述べた。
そのうえで、人々みんなが自分よりも他人を、個人よりも集団を、家事よりも国事を第一にすることを気高い美徳としているので、わが国では全国が睦まじい大家庭を成しており、世人を驚嘆させる奇跡が次々と生み出されている」と主張した。