年初から10月までの南北間の交易額が、開城工団の生産品の搬入の増大などで、昨年の同期間よりも23%増加したことが分かった。

統一部が7日に発表した資料によると、今年1月~10月の南北交易額は14億3千958万ドルで、去年の交易額13億4千974万ドルを上回り、前年同期11億6千932万ドルに比べ、23%増加したという集計が出た。

07年1-10月 類型別南北交易の現況 <資料=統一部/単位:千ドル,%>

区分

商業取り引き

非商業取り引き

合計

一般交易

委託加工

開城工団

経済協力

軽工業協力

対北支援

社会文化

重油提供

交易額

371,250

260,369

344,675

97,471

32,154

300,524

766

32,375

1,439,584

構成比

25.6

18.1

23.7

6.8

2.7

20.8

0.1

2.2

100

南北の交易額の増加の原因について統一部は、”鉱産物や水産物などを中心にした一般の交易(49%)と、繊維類などの開城工団の生産品の搬入(48%)などが大きく増加した”と述べ、”衣類などの委託加工の交易も22%と、昨年の同期間に比べて増加した”と明らかにした。

商業取り引きも、11億592万ドルで前年同期の7億6千202万ドルに比べ、45%増加した。これに比べて、非商業取り引きは3億3千367万ドルと、前年同期の4億731万ドルに比べ、18%減少した。

統一部は今年残りの期間も、北朝鮮産の鉱物などの韓国国内の需要の増加と、開城工団の生産活動の増大などにより、南北交易は増加が続くと予想した。