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ヨーロッパ連合(EU)が、大規模な対北朝鮮食糧支援を決定したが、最近韓国に入国した脱北者は、支援は住民に行き届かないので、支援をすべきではないと声を上げた。


今年3月に、脱北し現在ハナ院で教育を受けていているヤンさん(46才女性)は7日、江原道(カンウォンド)華川郡(ファチョングン)で行われた、第2ハナ院着工式記念の記者懇談会で「韓国が支援したコメは、一般住民に届かず、ほとんどが市場に横流しされ、軍人の手に渡る」と証言。

「特に、個人に配られるコメの量が10キロの場合、幹部が全て回収し個人の手元には数kgしか残らない。さらに、これさえも愛国米として政府に献上しなければならない」と付け加えた。

「国連の(監視団が)託児所にいても、彼らが帰れば、幹部が持っていく。持っていかれたコメは、党幹部や軍部に流され、結局は住民には行き届かない」と強調した。

また、「現在も北朝鮮に両親兄弟がいるが、食糧は住民に行き届かないから、食糧支援は望まない」と話した。

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最近、休戦ラインを通じて脱北したキムさん(20才男性)も「南朝鮮から食糧が来たという話は何度も聞いたが、住民は見たこともないと話している。食糧難で住民の生活は苦しいのは事実だが、食料は、軍や保衛部に流され、一般住民には行き届かない」と証言する。

先のヤンさんは、2009年の貨幣改革で大損をして脱北した。

「800万ウォン(北朝鮮ウォン)を借りて履き物を150足購入して売ろうとしたが、貨幣改革によって、履き物一足が1000ウォンではなく、500ウォンで販売しなければならなかった。結局、借金を返せず、家を差し押さえられ、どうしようもなくなって脱北した」とのことだ。

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「カエル模様の服を着た金正恩打撃隊が家庭を調査して統制品を取り締まり、販売できなくした。貨幣改革に対する住民の不満の高まりから、このような取り締まりを行っている。住民は統制は厳しいため、話もできず、不信感に満ちた社会になっている」と明らかにした。

業務怠慢による処罰を嫌って脱北したキム某さん(44才男性)は、後継者・金正恩について「住民達は幼い世間知らずの人間(金正恩氏)が、どうやって政治をするのだと疑問に思っている。金正恩は、海外生活も長く、苦労もしていないので国民を食べさせることはできないと見ている」と語った。

キムさんは、強盛大国のスローガンについて、「強盛大国の門を開けると信じている住民は10%もいないだろう。経済を発展させるべきだが、それもせずに強盛大国のスローガンを叫ぶので、今ではいくら嘘をつこうと誰も信じていない」と話した。