北朝鮮が中国から催涙弾、ヘルメット、盾、防弾チョッキなどを大量に購入したという情報が伝わり、この背景に関心が集められている。

国情院は23日、国会の情報委員会報告で、ヘルメットや防弾チョッキの写真を提示し、「北朝鮮が今年初にバス、防弾チョッキなどのデモ鎮圧装備を一部で導入または導入する予定であるとの報告を受けた」と発表した。

情報当局がこの問題を確認しており、北朝鮮の実際の動きである可能性が非常に高いと思われる。

実際に購入を推進しているのであれば、住民の騒擾や暴動などに積極的に対応する意図と思われる。

住民らの「生計型不満」が反共和国活動につながることに備え、各道、市、郡に特別機動隊鎮圧体制を組織し、棍棒と銃で武装させたというニュースもある。また、多くの人々が集まる市場や広場でデモ鎮圧訓練を実施したというニュースも伝えられている。

生計型の抗議を銃器などを動員して鎮圧するのは現実的に難しく、棍棒と盾などを利用した物理的な暴力の必要性を感じたものと思われる。生計型の抗議を迅速に鎮圧し、解散させてデモへの発展を防ぐ次元と思われる。

北朝鮮民主化ネットワークのキム・ユンテ事務局長は、「北朝鮮は基本的に監視と統制社会であり、これを支える様々な機関が存在している。しかし、これらの機高謔閧煖ｰ怖心を助長する効果が高いと思われる」と言った。

しかし、北朝鮮当局がデモ解散を目的に催涙弾を導入し、人民を保護するとは考えにくいとの主張もある。

数署lレベルの生計型抗議なら棍棒と盾で制圧が可能性であるが、催涙弾を撃つほどの大規模なデモなどでは、銃と戦車を動員し無慈悲な弾圧を行う可能性が大きいからだ。 1998年の黄海製鉄所の労働者集団の抗議は、戦車で鎮圧された代風痰ﾅある。

北朝鮮当局が防御的な対応を取るという見方は、北朝鮮体制の特性を見逃した民主主義的な発想であるとの主張だ。

北朝鮮民主化委員会のカン・ジェヒョク事務局長は、「人民保安省と道人民保安所には、1994年に催涙弾発射機が展示されていた。これを保有し展示する目的は、住民に威圧感を与えるのが目的」と説明した。

「北朝鮮でデモを催涙弾や警棒などで鎮圧するという発送は、典型的な民主主義的な考え方。反政府デモが発生すれば、即座に軍を投入し大量虐殺を行う国だ」と話した。

北朝鮮は、これまでも騒擾や反乱の芽を摘む為に、無慈悲な暴力や公開処刑、連座制などを導入した点からも、北朝鮮が一般的なデモ鎮圧の装備を使用する可能性はほとんどないと言える。

1989年に平壌で反政府張り紙を唐ﾁたり、配布資料を散布した「私たちの闘争」の12人は逮捕後、秘密裏に全員が処刑されている。