2009年11月30日実施された貨幣改革で北朝鮮住民の大多数が個人財産を国家に没収され、1年6ヶ月が過ぎた。
5月にはWFPなど国際機関が60万人に対する緊急救助を要請するほど慢性的に悪い食糧難に加えた貨幣改革で住民の体制への民心は極度に悪くなった。
その後、中東でジャスミン革命の嵐が吹くと、北朝鮮当局は、これを遮断するために「非社会主義組」と「暴動鎮圧組」を組織。また、青年を平壌(ピョンヤン)まで呼び、決議大会を開催しながら民主化の風を遮断する行動に出た。しかし、北朝鮮内部に吹く韓流は住民たちに外部情報に目を向ける新しいルートを提供している。
北朝鮮は、2010年9月党代表者会を通じて金正恩を後継者に指名し、三代世襲構築に出ている。しかし、国政の失敗と金正日の健康不安は、今の北朝鮮体制の未来と将来を予測困難にしている。北朝鮮体制の変化は、私たちにとって大きな挑戦であり機会であることは疑いの余地がない。
先月、デイリーNK取材陣は中朝国境地域を訪ね、北朝鮮住民、対北朝鮮貿易商、脱北者、北朝鮮国境警備隊員にインタビューをし、彼らが提供する北朝鮮内部状況についての証言を集約した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面第3者によって手の加えられていない最近の北朝鮮住民の意識変化の流れ、当局と民の葛藤、食糧難状況、韓流の実態についての証言は、最近の北朝鮮の現実を鮮明に伝えるだろう。
今回の「2011北朝鮮は語る」中朝国境地帯取材は言論振興財団の後援によって行われた。