北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、金正恩党委員長の著作を讃える署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は2015年、「偉大な金日成、金正日同志党の偉業は必勝不敗である」という著作を発表した。10月10日の朝鮮労働党創立75周年を前に、著作を讃えることで党を中心とした団結をアピールした形だ。
論説は、「朝鮮労働党の不敗の威力は偉大な金日成ー金正日主義を唯一の指導指針としているところにあり、人民大衆と渾然一体を遂げたところにある」と述べた。
また、「金日成ー金正日主義には、党建設と党活動で具現すべき根本原理と原則から幹部と党員の思想精神的風貌と活動方法、事業様式に至るまで党を強化発展で提起理論的・実践的な問題が全面的に完全に明らかにされている」と主張した。
そのうえで、「今敵対勢力は党の人民の信頼を崩そうと、いろいろなあがきを尽くしている。しかし、敵のいかなる策動も実生活体験を通して深く刻まれた厳密な試練の中で、さらに昇華された党に沿った我が人民の崇高な思想感情を曇らすことはできず、我々の一心団結を崩することはできない」と強調した。