北朝鮮国営の朝鮮中央通信は27日、2019年12月から2020年3月25日まで、約830の踏査行軍隊が白頭山に登頂したと伝えた。
北朝鮮では、金正日総書記の生誕記念日「光明星節(2月16日)」にあわせて、毎年この時期に白頭山地区革命戦跡地への踏査行軍が行われる。今年度は期間を延ばした可能性もある。同通信によると、今年度は労働党中央、地方の党、政権機関、武力機関の活動家、工場、農場、学校などの活動家、青少年学生らが登頂した。
同通信は、金正恩党委員長が昨年、白頭山地区革命戦跡地を見て回ったことに言及しながら、「白頭山地区革命戦跡地踏査行軍に参加した全ての踏査者が朝鮮革命の策源地、わが祖国の無尽蔵な力の根源地である白頭聖山に登頂した」と伝えた。
また、「白頭山への吹雪強行軍は、踏査者に白頭山の本当の味、白頭山の本当の魅力を悟るようにし、白頭で切り開かれたチュチェの革命偉業を最後まで成し遂げるという決心を百倍、千倍に固めさせた意義深い契機であった」と述べた。
そのうえで、「踏査行軍の道は白頭の革命伝統を生命線としてとらえて自力富強、自力繁栄の旗を高く掲げて前進、飛躍する祖国の地に躍動する息吹と百戦必勝の気概を添え、チュチェの革命の永遠なる行軍路にしっかり継承されるであろう」と強調した。